パプアニューギニアにお住まいの皆様及び渡航中又は渡航予定の皆様へ
11月13日(金)以降、PNG国会において野党側が勢力を拡大し、マラペ首相に対する不信任決議案を12月に国会提出しようとする野党側に対して、与党側は本年国会は既に閉会し来年4月まで休会する旨が(野党不在の中で)議決されたと主張しています。これに対して野党側は11月の国会における各種決議の手続の有効性につき最高裁における審理を求め、昨25日(水)から審理が開始されました。また最高裁は、昨年5月のマラペ首相の首相選出選挙の違憲性を主張する野党側の申立てについて、今週中に結論を出すとしています。
なお、13日以降、与党側議員はポートモレスビー郊外のロロアタ島に、野党側議員は西セピック州バニモにそれぞれ参集しています。
こうした与野党間の政治的対立は国民の高い関心を集めており、最高裁における審理に国民が注目する中、治安の悪化を懸念した警察当局は、最高裁判所周辺の警備強化やポートモレスビー市内各地で検問等を実施しています。このような状況においてポートモレスビー並びにパプアニューギニアにおける全般的な治安の悪化も懸念されます。
以上のような状況を踏まえ、当地にお住まいの方や渡航をお考えの方は、次の点に十分ご注意いただくようお願いいたします。
・国会議事堂、最高裁判所を始め、与野党対立の先鋭化が予見される施設には近寄らないでください。
・最新の治安情報に細心の注意を払って下さい。
・通信手段を確保して下さい。
・単独行動はお控え下さい。
・外出をされる際は周囲の状況に十分ご注意ください。
・車の窓閉め及びドアの施錠を徹底してください。
・在宅中においても窓閉め及びドアの施錠を徹底してください。
・警備体制の整った宿泊先に滞在し、部屋を出るときには貴重品は持ち歩く等管理にご注意下さい。また、外出の際には警備会社に警護を委託するなど身の安全を図って下さい。
・夜間の外出はお控え下さい。
・セトルメント(不法居住区)には近づかないで下さい。
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【問い合わせ先】
在パプアニューギニア日本国大使館
住所:Godwit Road、Waigani、Port Moresby、NCD、Papua New Guinea
電話:3211800
国外からは(国番号675)321-1800
E-mail:sceoj@pm.mofa.go.jp
ファックス:323-0153
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