10月1日までのカザフスタンにおける新型コロナウイルス関連情報は以下のとおりです。
1 カザフスタン国内感染者数等
●感染者累計数は107,979名です。
●死亡者累計数は1,725名です。
●快復者累計数は102,937名です。
●COVID-19の兆候がある肺炎患者累計数は32,799名です。
●COVID-19の兆候がある肺炎死亡者累計数は353名です。
●COVID-19の兆候がある肺炎快復者累計数は27,169名です。
(参考1)州・直轄市ごとの感染者数等、詳細は下記のカザフスタン政府コロナウイルス対策ページから参照可能です。
https://www.coronavirus2020.kz/ru
(参考2)世界各国のCOVID-19感染者数(WHO作成)は下記から参照可能です。
https://www.who.int/emergencies/diseases/novel-coronavirus-2019/situation-reports/
2 カザフスタン国内の新型コロナウイルスに関する発表及び報道は以下のとおりです。
(注)以下は、一般的事項及び在留邦人のおられる都市の情報を中心に作成しています。
(1)新規感染者数
●9月25日に新規に確認された感染者数は69名です。
●9月26日に新規に確認された感染者数は64名です。
●9月27日に新規に確認された感染者数は52名です。
●9月28日に新規に確認された感染者数は58名です。
●9月29日に新規に確認された感染者数は75名です。
●9月30日に新規に確認された感染者数は71名です。
(2)検疫・医療等
●ツォイ保健大臣は、政府会合にて検疫措置再強化の可能性について述べました。
◎同大臣は、「カザフスタン国内の感染状況が安定化している状況で、我々は住民たちの警戒感が下がっており、マスク着用やソーシャルディスタンス確保といった措置を必ずしも遵守していない様子が散見される。これは、多くの国で今日生じているように、感染率の拡大、検疫体制の強化をカザフスタンに招く恐れがある。各地域での抜き打ち検査の結果、検疫措置緩和の時から検疫違反の数が30.4%から40.7%に増加した。検疫違反の増加は10地域で見られた。マスク着用をしない住民も増えている」と指摘しました。
◎同大臣は、「これに関連して、各地方行政府の長は、施設内と住民の検疫とマスク着用遵守の監視を強め、住民に対する説明を続けなければならない」と締めくくりました。
●カザフスタンに到着する外国人は、10月5日よりPCR検査陰性証明書が必須となるとの報道が出ています。
(当館注:この部分、すべての外国人にかかわるのか、あるいは、下記(4)の通り、第二カテゴリーの国民のみにかかわるのかを確認中です。)
◎バイガブロフ運輸国家主任衛生医師は、「外国の国民は到着前3日以内に発行されたCOVID-19の陰性証明書を所持している必要があり、そうでない場合には、空港から航空機に搭乗することが認められない。一方、カザフスタン国民が証明書を所持していない場合には、到着後すぐにPCR検査のため診療所で2日間の検疫措置となる」と述べました。
◎同医師は、各地域でこの目的のための診療所が準備されたと述べ、この要請は第二カテゴリーの21か国から到着する国民に適用されることを説明しました。
◎同医師は「カザフスタン行きの航空券を購入した乗客に対しては、COVID-19に関する追加要請のことが航空会社から通報されるだろう」と述べ、この規則が10月5日から導入されると述べました。
●アティラウ州国家主任衛生医師は、検疫制限措置の延長を指示する医師令に署名しました。
◎同医師令によれば、アティラウ州の検疫制限措置は2020年10月12日まで延長されます。
◎国家機関(機関・公社)、準国家部門、国営企業、その他機関、またソーシャルディスタンスを確保し、厳格衛生疫学的基準を満たした上での活動が許可されている企業の施設は活動が許可されます。スーパー・薬局を除くショッピングモール、商業・娯楽施設、食料品・非食料品を扱う屋内市場の営業についての制限措置は継続されます。
◎テンギス油田での検疫措置も維持されます。
(3)生活
●アルマティ市は公共交通機関の運行時間を、9月29日より、6時から23時までに延長します。
(4)国際航空便
(注:実際の利用に際しては各航空会社にご確認ください。)
●保健省は、世界のコロナウイルス感染症の状況悪化を受け、国際航空便再開の中止を勧告しています。
◎ツォイ保健大臣は9月30日の政府会合で、「国外での状況悪化を考慮し、感染症持込みと拡大予防のために、10月5日から他国との補完的な航空便の再開を中止し、再開された航空便の本数を増加させないこと、トルコ便の本数を削減することが提案された」と述べました。
◎同大臣によれば、第二カテゴリーの国から到着する者は、到着前3日以内に発行されたCOVID-19の陰性証明書と共に必須の問診票を提出することが求められます。陰性証明書のない乗客はラボ検査のため2日間検疫診療所に隔離されます。同様の要請は、EAEU(ユーラシア経済同盟)諸国とウズベキスタンから空路で国境を通過する者にも適用されるよう提言されています。
◎同大臣は、「これに関連して、各州知事、アルマティ市、ヌルスルタン市、シムケント市の市長には、国境通過地点の検疫診療所を開設し、入国者の検査を実施することを保証してほしい」と要請しました。
●ヌルスルタン―モスクワ間の航空便が再開されました。
◎再開第一便は「エア・アスタナ」便で、9月26日にヌルスルタンを出発し、モスクワ(ドモジェドヴォ空港)に到着しました。
◎以降、毎週水曜日に運航され、ヌルスルタン発が21:40、モスクワ着が22:15、折り返し便はモスクワ発が23:15、ヌルスルタン着が翌5:35(現地時間)となります。
◎9月27日には「アエロフロート」社がシェレメチエヴォ空港からモスクワ―ヌルスルタン便を運航します。以降の便は毎週水曜日と日曜日に運航されます。
◎これらの便を利用できるのはロシア・カザフスタンの両国民及び両国いずれかの居住権を持つ人のみです。ロシア行きの便は、すべてのカザフスタン国民が利用可能です。乗客は出発前3日以内に発行されたPCR検査の陰性証明書が必要です。ロシア国民は問診票に記入し、カザフスタン到着後72時間以内に検診を受けなければなりません。
◎モスクワから到着する全ての乗客は、到着後48時間以内にPCR検査を受診し、14日間の自宅検疫となります。カザフスタン到着前5日以内に発行されたPCR検査陰性証明書を持参する場合、この検査は不要です。モスクワ経由での第三国へのトランジットは一時的に禁止されています。
●9月29日からウクライナへの外国人入国制限が解除され、「エア・アスタナ」社のアルマティーキエフ便が週3便運航されます。
◎同社プレスリリースは、「アルマティ発キエフ着の定期便を毎週水、土、日曜にエアバスA320を用いて運航する」と発表しました。
◎ウクライナ入国に関し、すべての外国人に必須の条件は、ウクライナで登録された保険会社、もしくはウクライナの保険会社とパートナーシップを結んでいるかウクライナ国内に代表機関を有する外国の保険会社の保険証券(当館注:海外旅行保険の模様)を有していることです。
◎「エア・アスタナ」社は、「保険は、COVID-19の治療、治療のための隔離措置にかかる費用をカバーし、ウクライナ滞在全期間で有効でなければならない。ウクライナ国民とウクライナに永住権を有する人は保険証券は不要」と強調しています。
◎ウクライナからカザフスタンに入国する乗客は、到着後48時間以内にPCR検査を受診するか、14日間の自宅検疫となります。PCR検査の陰性証明書(カザフスタン入国前5日以内に発行されたもの)を所持している人は、カザフスタンで再度検査を受診する必要はありません。
●当館領事メールのバックナンバーは以下のページから参照できるようになっています。
https://www.anzen.mofa.go.jp/od/ryojiMail.html?countryCd=0007
●当館フェイスブック https://www.facebook.com/embassy.jp.kz/ にもコロナウィルス関連情報を掲載しています。
(邦人保護等の緊急事態の場合の問い合わせ窓口)
○在カザフスタン共和国日本国大使館
住所:5th floor, Kosmonavtov Street 62, micro-district
"Chubary", Nur-Sultan, 010000, Republic of Kazakhstan
電話:+7 (7172) 977-843
FAX :+7 (7172) 977-842
○日本外務省領事サービスセンター
電話:(代表)+81-3-3580-3311(内線)2902,2903
(日本外務省関係課室連絡先)
○領事局海外邦人安全課(テロ・誘拐事件を除く)
(内線)2851
○領事局邦人テロ対策室(テロ・誘拐事件等)
(内線)3047