●西ケープ州保健局が同州感染者が前日時点で45767名であると発表しています。
●6月27日,7月4日ケープ発の帰還臨時便の案内を記載致します。
●昨晩,ラマポーザ大統領が演説を行い経済活動規制のさらなる緩和方針を発表しました。
1.西ケープ州の感染者数について
https://coronavirus.westerncape.gov.za/news/update-coronavirus-premier-alan-winde-17-june
上記URLのとおり,西ケープ州保健局は,同州での新たな感染者が2165(昨日710)名増の累計45767名,
新たな死亡者は49(昨日45)名増の累計1205名と発表しています。
なお,下記の政府発表によると南ア全体では,感染者80412名(4078人増),死亡者1674名(49名増)です(州の発表と国の発表に誤差があります)。
2.帰還臨時便について
国境閉鎖継続の中,例外的に可能とされる帰還便での帰国を希望される方は以下をご参照下さい。
(1)オランダ航空
6月27日(土),7月4日(土)にケープタウン発の便を予定しています。
詳細は,昨17日13:11の領事館からのメール内2.(3)をご参照ください。
(2)南ア航空
11日18:30の領事館からのメール内1(1)オをご参照ください。
(3)エチオピア航空
14日16:45の領事館からのメール2.をご参照ください。
3.昨17日、ラマポーザ大統領は感染抑制とロックダウンによる経済的危機是正の難しいバランスを取り続ける必要があるとして,今後の更なる経済活動の緩和等について演説を行いました。
詳細は,後日大使館からお知らせする予定ですが,発表された緩和例は以下のとおりです(緩和開始日,実施上の厳しいルール等の詳細は後日発表されるとのことです)。
●レストラン(着席での食事提供)
●認定・認可された宿泊施設(AirBnBなどのホームシェアリングの宿泊施設を除く)
●ビジネス目的のための会議,公の場での集会の制限に沿ったもの。
●映画館や劇場
●カジノ
●美容師,美容師などのパーソナルケアサービス
●ゴルフ,テニス,クリケットなどの非接触型スポーツ。接触型スポーツは,施設の利用を制限したトレーニングや活動のみ。
同措置の背景としてラマポーザ大統領は以下のとおり説明しています。
「最初の感染者が出て100日が過ぎた。感染拡大抑制策と経済悪化の矛盾は世界各国共通の課題。この難しいバランスをとり続ける。南アは感染が急増している時期。特に西ケープ州の状況を憂慮している。今の感染者総数の半分は過去2週間の間に増えており,まだ拡大する。感染リスクはむしろ高まっており,だからこそ個々人の責任ある行動が極めて重要である。他方、3月27日以降のロックダウンで全く活動を開始できず,収入が皆無の人々の困窮は厳しく,政府の5000憶ランドの支援策でも到底救済できない。そこで各方面,科学者達とも協議を重ね,厳しい行動規制を課した上で,一定の規制緩和を行うこととした。」
上記のとおり,緩和は経済活動を優先させるための措置であり,安全が確保されたので行うものではありません。
従って大統領が指摘するように個々人の責任ある行動が極めて重要です。
これまでは規則に従って自宅待機を遵守することがリスク回避のポイントでした。
経済稼働がさらに進展した今度は個々人にて厳重な警戒心をもって行動することが重要となります。
さらに大統領は以下の補足を行いましたのでご参考まで。
「今夜もうひとつ訴える。過去数週間で21名の女性と子供が男性により殺害された。全く理解の域を越えた残忍な方法で,中にはレイプされ殺された老女,妊娠中の女性もいた。ロックダウン規制緩和と同時にアルコール濫用の犯罪が増え,男性の女性・子供に対する暴力も増えたのは衝撃。犯罪者はわれわれの中にいる。社会を蝕む病巣であり,我々はコロナウィルスと,女性に対する暴力という2つのパンデミックに直面している。南ア警察の努力で全ての容疑者を拘束しており司法府が強いメッセージをおくることを願っている。南アに加害者達の居場所はない。重犯者の登録等法制化等も加速するよう立法府に呼び掛けたい。神よ 南アフリカを護り給え」
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