●西ケープ州保健局が同州感染者が5月24日時点で13969名であると発表しています。
●同州での新たな感染者は1022名です。
●24日夜ラマポーザ大統領は，西ケープ州を含め全国全てレベル3に引き下げる旨の演説を行いました。
１．西ケープ州からの発表
西ケープ州Website
https://www.westerncape.gov.za/department-of-health/news
内にある
https://coronavirus.westerncape.gov.za/news/update-coronavirus-premier-alan-winde-24-may
上記URLのとおり，西ケープ州保健局は，同州での新たな感染者が1022（昨日428）名増の累計13969名，新たな死亡者は24（昨日19）名増の累計300名と発表しています。
新たな感染者が1000名を超えたのは，初めてのことです。
なお，下記の政府発表によると南ア全体では，感染者22583名（1240人増），死亡者429名（22名増）です（州の発表と国の発表に誤差があります）。
西ケープ州の感染者数及び死者数はそれぞれ南ア全国の６割以上を占めるまでになっています。
冒頭URL→view full dashboard→Download suburb and town casesにて，5月20日付のより詳細な発生地域が掲載されています。
皆さんがお住まいの地域の感染者数を上記URLで調べ，仮に感染者数が少なかったとしても，利用するスーパーやガソリンスタンドの職員が，どの地域に所属しているかは分かりません。
過去の発表ではレベル5の時点で開いていた各所スーパー（市内市街含む）で大量感染があったとのことです。
２．24日夜ラマポーザ大統領は演説を行いました。
（テキスト全文）
主なポイントは以下のとおりですが，感染拡大の可能性が益々高くなると思われます。
〇6月1日より，国の全ての地域を警戒レベル4から3に引き下げ。
〇ケープタウン等をコロナウイルスホットスポットとして設定し，厳格な感染拡大対策及び管理を行う。
各ホットスポットには，疫学者，家族開業医，看護師，ソーシャルワーカー，公衆衛生の専門家，緊急医療サービス，キューバの専門家を含む，経験豊富なチームが割り当てられる（ただし，ホットスポットに具体的規制がかかるかについては言及なし）。
〇6月1日の警戒レベル3移行後，家庭での消費用のアルコールの販売を解禁（販売日時を限定，詳細は後に協議）。
〇タバコの販売は健康リスクに鑑み，禁止のまま。
〇50人未満の葬式及び職場での仕事上の会議を除き，全ての集会は引き続き禁止。
〇スポーツ・レクリエーションその他の活動は引き続き禁止。
〇6月1日より，すべての製造，鉱業，建設，金融サービス，専門家およびビジネスサービス，情報技術，通信，政府サービス，メディアサービスは完全に再開。
〇レストラン・バー等は引き続き閉鎖（デリバリーとテイクアウェイ除く）。
〇物品の輸送及び退避を除き，国境は引き続き閉鎖。
〇6月1日より，学校を段階的に再開する。（グレード７及び１２）
〇レベル3以降，800万人が仕事に戻るが，感染リスクが高くなり，より注意が必要。
３．感染防止について
何れにせよ私たち在留邦人は，兎に角感染しないこと，これに尽きます。
感染者は増加している中，レベルが下がることに伴い，更なる感染拡大が予想されます。
皆さんが外出時に接触する人がどれだけ感染防止に努めているか分かりませんが，総じて我々在留邦人以上の警戒心を持っている可能性は低いと思われます。
従って今以上，外部の人との接触は避けてください。
そして今以上，自分と家族の為に，手洗い・うがい・2メートル確保を常に守ってください。
また，新たな行動様式を生活の一部としつつ，十分警戒しつつも前向き思考で過ごされますよう願っております。
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在ケープタウン領事事務所
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