●ヨルダン政府は，２６日からマフラク県における外出禁止を緩和する旨発表しました。
●政府機関の業務再開は，来週以降，最小限の職員数で一部の政府機関の業務を段階的に再開していく予定。
●ヨルダン国内の外国人労働者につき，コロナ危機による雇用機会減少に鑑み，政府は帰国希望者の登録のため新たな電子プラットフォーム（hemayah.jo）を立ち上げた。４月２６日（日）から５月４日（月）まで，同プラットフォーム上でアラビア語及び英語で帰国希望の登録を受け付ける。
●２４日に４名，２５日に３名の新規感染者を確認し，国内の感染者数は，４４４名となった。
１ 外出禁止措置
アダーイレ・メディア担当大臣は，記者会見で概要次のとおり述べました。
なお，同大臣によれば，今後の記者会見については，必要に応じ実施していく方針とのことです。
（１）４月２６日（日）から，マフラク県における外出禁止を緩和する。同県は他県から完全に隔離され，午前８時から午後６時まで徒歩又は車両による県内移動を許可する。
（２）過去１４日間に亘り感染者が確認されていない県において来週中に外出禁止が解除され，政府機関の業務が再開するとの情報がソーシャル・メディア上で流布されているが，政府は現在まで何も決定をしておらず，検討中。何らかの決定が下された場合は，政府から発表する。
（３）既に外出禁止が緩和された５県（アカバ，マアーン，タフィーレ，カラク，イルビッド）につき，日用品の買い出しに限り，午前８時から午後６時までの徒歩又は車両による県内移動を許可する（イルビッドについては政府関係者のみ車両の使用を許可）。
（４）午後６時以降の外出許可時間の延長に関しては，商店等が午後６時までしか営業していないため，日用品の買い出しには十分な時間が確保されていると認識。これ以上の外出時間延長は無い。
（５）政府機関の業務再開につき，衛生条件や専門家の助言に基づき検討中。来週以降，関係閣僚との調整の後，最小限の職員数で一部の政府機関の業務を段階的に再開していく予定。
（６）ラマダン期間中，政府は市場を厳しく監視する予定。商品価格吊り上げ等の違反や政府決定の不遵守が発覚した場合，法的措置により対処し違反商店は閉鎖されることとなる。
２ ヨルダン国内の外国人労働者の帰国
バターイネ・労働大臣は，記者会見で概要次のとおり述べました。
（１）ヨルダン国内の外国人労働者につき，コロナ危機による雇用機会減少に鑑み，政府は帰国希望者の登録のため新たな電子プラットフォーム（hemayah.jo）を立ち上げた。４月２６日（日）から５月４日（月）まで，同プラットフォーム上でアラビア語及び英語で帰国希望の登録を受け付ける。
（２）登録プロセス終了後，労働省は国家危機管理センター及び関係機関と調整の上，希望者の帰国を早急に実現できるよう尽力していく。
（３）危機の渦中にある厳しい現状に鑑み，帰国する外国人労働者は在留許可や労働ビザに関する罰金等から免除される。
（４）帰国プロセスは，厳格な保健衛生基準に則り実施される予定。
３ ヨルダン国内の感染者数
ジャーベル・保健大臣は，記者会見で次のとおり発表しました。
（１）４月２４日に４名の新規感染者を確認しました。
内訳は，２名はイルビッドにて確認され，国外から戻った運転手の女児及びその運転手の義母であり，また，その他２名は国外からのトラック運転手（ヨルダン人及び近隣アラブ人）。
（２）４月２５日に３名の新規感染者を確認し，国内の感染者数は４４４名となった。内訳は，国境にて感染が確認されたヨルダン人運転手２名と，アラブ国籍運転手１名。
（３）同日，国内にて６名の治癒を確認した。
（４）同日，感染症調査チームにより２５６９件のウイルス検査を実施。これにより，危機開始から現在までに実施された検査は計６３，７３７件となった。
本情報は，当局が公式に発表した最新情報を中心に掲載しており，今後変更があり次第連絡いたします。
いずれにしても，外出禁止令は引き続き出されていますので，これを遵守して頂くようお願い致します。
まずは，一般的な感染症対策や健康管理を心がけてください。
具体的には，石けんによる手洗いや手指消毒用アルコールによる消毒などを行い，できる限り混雑した場所を避けてください。また，十分な睡眠をとっていただくことも重要です。
さらに，人込みの多い場所は避けるとともに，屋内でお互いの距離が十分に確保できない状況で一定時間を過ごすときはご注意下さい。
外務省海外安全ホームページ
（日本からの渡航者・日本人に対する各国・地域の入国制限措置及び入国・入域の行動制限）
https://www.anzen.mofa.go.jp/covid19/pdfhistory_world.html
外務省 海外安全ホームページ 医療・健康関連情報
https://www.anzen.mofa.go.jp/kaian_search/index.html
厚生労働省ホームページ
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000164708_00001.html
ヨルダン保健省 Hotline 06-5004545 ／ Corona Virus Free Line 111
在ヨルダン日本国大使館
領事・警備班：担当 入江 及び 田口
ＴＥＬ：９６２−６−５９３２００５
ＦＡＸ：９６２−６−５９３１００６
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