【ポイント】
○オマーンでは,4月11日〜12日の2日間に115件の感染症例が新たに発表され(合計599件),9日には3件目の死亡が確認されました。
○オマーンの保健大臣は,4月末までに感染のピークを迎えると予想,マトラ地区を中心とする外国人居住者による市中感染への対応を最大の課題とし,PCR検査の徹底を図る方針を打ち出しました。
○10日,マスカット県封鎖措置(22日午前10時まで)が開始,マトラ地区(Wilayat)に隣接するマスカット地区も封鎖され(期限未定),マトラ地区ではPCR検査キャンペーンが始まりました。
○ご自身の健康とオマーン国内での感染拡大防止のため,不要不急な外出は避け,十分な感染予防に引き続き努めてください。
【本文】
在留邦人,たびレジ登録のみなさまへ
1 4月10日〜12日のオマーン保健省による発表を取りまとめると,10日に27件,11日に62件,12日に53件の新規感染症例が発表され,12日の発表によれば,感染症例の総計は599件です(そのうち死亡3件,治癒109件)。3件目の死亡(マスカット市内,外国人男性41歳)は9日に発表されました。
2 オマーン政府の新型コロナウイルス対策高等委員会による第2回オンライン記者会見(9日)で,保健大臣は,マトラ地区を中心とする外国人居住者による市中感染への対応を最大の課題と位置付け,PCR検査の徹底を図る方針を打ち出しました。9日に発表された感染症例457件のうち,マトラ地区での症例は206件で,そのうち160件は外国人居住者とされています。以上は,前回の領事メールでご案内しました外国人居住者を含め新型コロナウイルスの検査及び治療は無料で実施すると発表された主な理由とみられます。なお,保健大臣は,4月末の前に感染のピークを迎えると予想しています。
3 10日,マスカット県封鎖措置が始まり(22日午前10時まで),マトラ地区(Wilayat)に隣接するマスカット地区の封鎖(期限未定)も始まりました。オマーン保健省は,同日,マトラ地区で特設テントを含む4カ所の施設で,外国人居住者を含め,感染症状が現れている住民を対象としたPCR検査キャンペーンを開始しました(毎日午前9時から午後1時まで,検査費無料)。
4 オマーン商工省は,買い物に際する感染予防対策について改めて呼び掛けています。ピーク時間(通常午後7時〜午後10時)は避け,一家族から一人で買い物を行うよう求め,電子アプリの利用も促しています。ご自身の健康とオマーン国内での感染拡大防止のため,不要不急な外出は避けて,十分な感染予防に引き続き努めてください。
(新型コロナウイルスの感染・疑いがある場合は,必ず当館まで御一報下さい。)
(問い合わせ先)
在オマーン日本国大使館
−電話:(+968)24601028
−FAX:(+968)24698720