● 学校や大学等教育機関,製造・サービス業関連施設を含む各セクターの閉鎖は14日(火)に期限を迎えるものの,政府は12日(日)又は13日(月)に新たな公式決定を下すとのことです。政府は1,2週間の延長を検討しているとの報道もあります。
● 政府は,黄色のタクシーによる注文の配達のみに限定して業務の再開を許可する方針とのことです
●10日の新たな感染者はなく,11日は9人の新たな感染者が確認されたため,ヨルダン国内における感染者数の合計は381名となりました。
● 明日12日は祝日ですが,通常通り10時から18時までは徒歩による買い物は可能です。
1 学校,大学,政府機関等の閉鎖機関の延長可能性等
アダーイレ・メディア担当大臣は記者会見において次の通り述べました。
(1)教育機関を含む各セクターの閉鎖は14日(火)に期限を迎えるが,本件につき政府は,12日(日)又は13日(月)に新たな公式決定を下すだろう。同決定の主な趣旨は,学校,大学及び政府機関の閉鎖期間延長に加え,複数の製造業及びサービス業施設の段階的な業務再開となる。業務再開にあたっては,厳しい保健・公衆安全基準に則る必要がある。
(2)コロナ危機による業務停止で甚大な被害を受けた労働者及び技術職につき,現在,政府の社会保障チームが支援システムの構築を急いでいる。詳細については追って発表する。
2 その他報道
報道によりますと,詳細は不明ですが,政府は,黄色のタクシーによる注文の配達のみに限定して業務の再開を許可する方針とのことです。
3 ヨルダン国内の感染者数
ジャーベル・保健大臣
(1)10日(金)の感染者は確認されなかった。11日(土),新たに9名の感染が確認され,国内の感染者数は累計381名となった。内訳は次の通り。
ア 4日前に確認された感染者の世帯での家族内感染7名
イ 同人の同僚の感染1名
ウ マルカブ地区での感染者1名
(2)本日,7名の回復を確認した。うち,プリンス・ハムザ病院から3名,アブドッラー建国国王病院から3名,王立軍病院から1名が退院。
(3)現在,治療中の患者数はプリンス・ハムザ病院に133名,アブドッラー建国国王病院に39名,王立軍病院に19名。
(4)明日には包括的外出禁止が解かれるが,外出時に対人距離を保つ等,引き続き基本的な感染予防策を徹底してもらいたい。
4 アブドッラー国王の演説
アブドッラー国王は,国民向けのビデオメッセージを発出し,全国民がヨルダンの安全を守る責任者であり,ヨルダン国民は試練の中にも高貴さを備えていると述べ,必ず全ての困難を乗り越え,生活が元通りになることを強調した。
本情報は,当局が公式に発表した最新情報を中心に掲載しており,今後変更があり次第連絡いたします。
いずれにしても,外出禁止令は引き続き出されていますので,これを遵守して頂くようお願い致します。
まずは,一般的な感染症対策や健康管理を心がけてください。
具体的には,石けんによる手洗いや手指消毒用アルコールによる消毒などを行い,できる限り混雑した場所を避けてください。また,十分な睡眠をとっていただくことも重要です。
さらに,人込みの多い場所は避けるとともに,屋内でお互いの距離が十分に確保できない状況で一定時間を過ごすときはご注意下さい。
外務省海外安全ホームページ
(日本からの渡航者・日本人に対する各国・地域の入国制限措置及び入国・入域の行動制限)
https://www.anzen.mofa.go.jp/covid19/pdfhistory_world.html
外務省 海外安全ホームページ 医療・健康関連情報
https://www.anzen.mofa.go.jp/kaian_search/index.html
厚生労働省ホームページ
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000164708_00001.html
ヨルダン保健省 Hotline 06-5004545 / Corona Virus Free Line 111
在ヨルダン日本国大使館
領事・警備班:担当 入江 及び 田口
TEL:962−6−5932005
FAX:962−6−5931006
P.O.Box.2835 Amman 11181 Jordan
consular@am.mofa.go.jp