●在南アフリカ日本国大使館は,以下のメールを発信しましたので,西ケープ州在住の皆様にも転送いたします。
【以下,大使館からのメール】
●10日現在,南アでは累計2,003名,エスワティニでは12名の感染が確認されております。なお,レソトでは現在までに感染例は出ておりません。なお,NICDによると南ア国内では累計24名の死亡症例が確認されました。
●現在,南ア,エスワティニ及びレソトでは,ロックダウンがすでに開始され,現在,渡航者の国境の出入国が禁止されています。
●南ア,エスワティニ,レソトの各国政府の取り扱いは以下1,2,3のとおりです。
●日本への帰国を予定されている方は,同行者に外国籍の方がいる場合には,日本への入国のためビザ申請が必要となっている場合がありますので,当館にご相談ください。
●事態は刻々と変化しますので,最新情報の入手に努めてください。
*前回領事メールから変更部分に下線をしました。(本領事メールはテキストのみのため下線が反映されていませんが,当館ウェブサイトに下線を付したバージョンを掲載しています。)
https://www.za.emb-japan.go.jp/itprtop_ja/index.html
*トップ頁安全情報を参照してください。
1 南ア政府の対応
(1)南アでは,10日現在2003名の感染を確認しています。
3月17日以降感染者数の中には国内感染例が含まれており,南ア国内での感染が確認され,死亡者は24名となっています。
【参考】10日現在の内訳(累計2003名)
(感染者数)(死亡者数)
・ハウテン州 801名 死亡者: 3名
・西ケープ州 541名 死亡者: 6名
・クワズールー・ナタール州 412名 死亡者:12名
・フリーステート州 94名 死亡者: 3名
・東ケープ州 68名
・リンポポ州 24名
・ムプマランガ州 20名
・北西州 18名
・北ケープ州 15名
・他(割り当て不明) 10名
(2)4月9日,南ア政府はナショナル・ロックダウンの延長(4月30日まで)を発表しました。ついては,引き続き,ナショナル・ロックダウンが終了する4月30日(予定)まで渡航者は陸路,空路(チャーター機手配を除く),海路とも南アの出入国ができない状況です。また,国内の鉄道・バス・航空路もサービスを停止しています。また,ロックダウン期間中は,医療を受ける場合,薬や食料の購入,社会保障費受給以外は厳格に外出禁止となります。
(3)10日現在,南アの各所では,平常時に比べると人通りや車両の交通も少なく,近所のスーパーマーケット等を訪れることは可能ですが,一部地区では検問が実施されております。報道等では2289名が国家災害宣言規制違反により逮捕されている由ですので,普段とは違う事態であることに留意していただき,以下の点に留意してください。家族には,訪問場所や時間を共有してください。なお,南ア警察によると,ロックダウン中の犯罪件数は通常時と比較して減少しているとのことですが,引き続き警戒が必要です。
●買い物で外出する際には,旅券の原本を持参し,検問等があっても警察官や軍の兵士の指示に従い,挑発的にならないように落ち着いて行動してください。
●スーパーマーケットや薬局が混雑して列に並ぶ必要があれば,時間的に余裕があればやめて列がないときに訪れるなど,人が密集している場所は避けるようして,やむを得ない場合は,距離を保つ等個々で感染防止対策を講じてください。
●移動は,制限されていることに留意し,遠方での買い物は控えてください。また,アルコールを所持しての移動はできませんので注意してください。
●自家用車を運転する際には,多数の人を乗せないよう注意してください。官報には,その車両が認可された乗車定員の制限があり,例えば4人定員の場合は2名,22人定員の中型バスの場合は15人までと規定されています。なお,すべての乗客がSargical MaskやN95マスクを着用している場合は定員の乗車が可能です。(一部緩和あり)
また,州や都市間をまたぐことは禁止されています。
●なお,警察大臣は,厳しい姿勢で臨むことを表明しております。また南ア政府が非常事態宣言を留保していることにもご留意願います。
●治安情勢は刻々と変化していくことから,報道等から最新の情報を得つつ,普段以上の注意を払ってください(警察を含む法執行機関とともに,警備会社も必要不可欠なサービスとして稼働しています)。
(4)南ア政府は当初より以下の公立病院をCOVID-19における指定病院として発表しておりますが,各私立病院(Netcareグループ,Mediclinicグループ,Lifeグループ)も治療可能であることを各々表明しております。
体調が悪い場合には,まずは以下のNICDホットラインやWhat`s Appナンバー,または,私立病院の場合は,個々の病院にご相談してください。
【公立の指定病院】*変更があります。
・Charlotte Maxeke Johannesburg Academic Hospital
(ハウテン州ヨハネスブルグ)
・Steve Biko Academic Hospital(ハウテン州プレトリア)
・Greys Hospital(クワズールーナタル州ピータマリッツバーグ)
・Tygerberg Hospital(西ケープ州ケープタウン)
・Livingston Hospital(東ケープ州)
・Polokwane Hospital(リンポポ州)
・Pelonomi Hospital(フリーステート州)
・Rob Ferreira Hospital(ムプマランガ州)
・Kimberley Hospital(北ケープ州)
・Klerksdorp Hospital(北西州)
【その他】*クワズールーナタル州においては,下記の病院も指定病院として後に州が発表しております。
・Addington Hospital(クダーバン)
・Ngwelezana Hospital(エンバンゲニ)
・Manguzi Hospital(マングジ)
・Doris Goodwin Hospital(エデンデール)
・Richmond Hospital(リッチモンド)
(5)3月9日より,NICD(国立感染症研究所)に加え,民間の検査機関(Lancet, Ampath, PathCare等)が参入し,私立の医療機関ではこれらの機関に検査を委託しております。費用はR900〜R1400となっておりますが,病院受診の場合にはこれに診察費用等が別途かかります。公立病院が利用するNICDのPCR検査は無料となりました。
一方で,民間の検査機関もNICDの定める検査対象のルールに沿っており,NICDでは過去14日間に急性呼吸器疾患の症状(咳,喉の痛み,息切れ)もしくは38度以上の発熱といった症状に加え,国内感染を認める国への渡航歴,もしくは感染者との接触歴の有無が必要となります。(http://www.nicd.ac.za/)
検査機関は検査の需要が急激に増えたこともあり,検査結果を得るには72時間以上を要しております。検査結果を待つ間は自宅で自己検疫を行うことになります。
(6)もしCOVID-19を疑う症状があれば,かかりつけの医師や病院に受診前に電話をし,指示を仰いでください。医師によっては診療所で検査を行うところもありますが,多くの場合は民間の検査機関へ直接検査に行くことを指示されます。心配な方は,あらかじめかかりつけ医に検査の手順を確認しておくと安心です。かかりつけ医が不在である,受診すべき病院がわからない場合は,NICDの24時間ホットラインをご利用下さい。
●082−883−9920
●What’s Appサポートライン:0600123456
陽性の場合は,NICDより連絡があり,症状や住居環境によって入院の是非が検討されます。症状が軽症の場合は自宅での自己隔離となることもあります。
(7)南ア政府は検査体制の拡充を行う方針であり,車両を使った移動検査を全国に増やし,4月末には1日に3万件の検査が実施可能になると発表しております。一方で検査対象の基準については現時点で変更はありません。移動検査の強化によって,地方都市やタウンシップにおける感染対策の充実が期待されます。
(8)現在南ア国内では,(特に重要な)アルコール消毒液が比較的薬局等で入手しやすくなってきております。
2 エスワティニ政府の対応
省略
3 レソト政府の対応
省略
4 一部の国・地域では,日本からの渡航者に対して入国制限を行っている国や地域がありますので,渡航される場合には最新の情報を現地政府機関,日本外務省,日本大使館等から入手してください。
https://www.anzen.mofa.go.jp/covid19/pdfhistory_world.html
(新型コロナウイルスに関する各国・地域の入国制限措置及び入国後の行動制限)
5 日本では,海外からの渡航者に対して水際対策を抜本的に強化しておりますので,帰国や一時帰国の際には下記をご確認ください。
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000121431_00098.html
(これから海外から日本へ来られる方へ,これから海外へ行かれる方へ)。
なお,日本に帰国を検討されている方で同行者に外国籍の方がいる場合には,日本では入国規制が強化されていますので,以下の注意が必要です。
なお,日本入国のためのビザ申請を必要とする方は,当館に連絡してください。
●南アフリカ国籍の方は,現在ビザを所持していてもビザを新たに取り直す必要があります。ただし,「永住」等の在留資格を有し,再入国許可を取得した上で(4月2日以前に)日本を出国した方は原則入国可能です。
●その他の国籍者の方もビザ免除で日本に入国できた国籍の方の多くは,ビザ申請が必要となっていますのでご注意ください。
●新たに申請する場合,条件が以前と比べ厳しくなっています。外国人配偶者の方が日本に渡航するご予定がある方は,当館まで電話にてご相談ください。
●また日本入国後の扱いについてもご注意ください。
https://www.mofa.go.jp/mofaj/ca/fna/page4_005130.html
6 引き続き,以下の点に留意し,日頃から感染症の感染予防に努めてください。
・急激にウイルスに感染したとみられる方との接触を避けて下さい。
・頻繁な手洗い,可能であればアルコール手指消毒剤も使用してください。
・咳やくしゃみなどの症状がある場合は咳エチケットを行ってください。
○日本国厚生労働省ホームページ
https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_08998.html
https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_08906.html
(感染症情報)
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/kenkou/kekkaku-kansenshou/index.html
https://www.niid.go.jp/niid/ja/from-idsc/2482-2020-01-10-06-50-40/9303-coronavirus.html
〇外務省海外安全ホームページ
https://www.kantei.go.jp/jp/singi/novel_coronavirus/th_siryou/sidai_r020305.pdf
参考:査証の制限についてのご案内(外務省HP)
https://www.mofa.go.jp/mofaj/page1_000848.html
参考:日本からの渡航者・日本人に対する各国・地域の入国制限措置及び入国・入域後の行動制限
https://www.anzen.mofa.go.jp/covid19/pdfhistory_world.html
参考:外務省海外安全HP
参考:当館HP 新型コロナウイルス関連情報
https://www.za.emb-japan.go.jp/itprtop_ja/index.html
******************************************
このメールは送信専用メールアドレスから配信されています。
このままご返信いただいてもお答えできませんのでご了承ください。
在ケープタウン領事事務所
電話:(国番号27)-(0)21-425-1695
******************************************