在英国日本国大使館が案内しているロンドンで乗り継ぎする際の留意事項は下記の通りです。なお、この案内は英国外在住者を想定して作成されたものですが、ご参考までにお送りします。
1.ロンドン市内の公共交通機関は一部の駅が閉鎖されつつも間引き運転が維持されていますが、これはあくまで自宅待機の例外の人々の移動(医療上の必要性、在宅勤務ができない重要な職業につく労働者の通勤等)を主眼とするものですのでこの点を留意願います。(大きな荷物を持っての市内中心部の移動は、自宅待機要請中のロンドンでは大変目立ちますので、無用のトラブルを招かぬようご注意ください。)タクシーについては、通常より台数が減っていますが、ガトウィック空港、ロンドン市内とも利用可能となっています。
2.英国政府はコロナウィルスの感染拡大を受けて全土に自宅待機要請を発出しています。その結果、ホテル等宿泊施設の大多数が閉鎖されており、一部営業しているホテルもその多くは医療従事者等英政府が必要不可欠と認める者しか宿泊させていない模様です。したがって、ロンドンを経由地とされる場合でロンドンで一泊せざるを得ない時には、事前にホテルの予約を確保されることをお勧めします。
3.鉄道・地下鉄の運行状況、地下鉄駅の閉鎖状況は日々変わっていますので、必ず事前に鉄道会社ウェブサイト等で確認するようお願いいたします。
●ナショナル・レール(Southern)のウェブサイト(Thameslinkの列車も検索可能)
https://www.southernrailway.com/
●ロンドン地下鉄のウェブサイト
https://tfl.gov.uk/modes/tube/
●ヒースロー・エクスプレスのウェブサイト
https://www.heathrowexpress.com/#/
4.ロンドン・ヒースロー空港の制限エリアは24時間運用ではないため、乗り継ぎのために一夜を過ごす必要がある場合は、空港制限エリア内で夜を明かすことはできず、一度英国に入国する必要が生じます。空港周辺及びロンドン市内のホテル事情は上記の通り逼迫しています。ホテルを必要とされる場合は事前に必ずホテルの予約を確保されることをお勧めします。また、ロンドンにおいては、上記のとおり自宅待機要請が出されていることや公共交通機関の状況に注意をお願いします。
5.ロンドンへ向かう機中や空港到着時において、新型コロナウイルスが疑われる症状(周囲から見ても明らかな継続的な咳や高熱の症状)が認められる場合には、本人がこれを強く否定したとしても、航空機乗組員や地上の空港検査官はこれを通報する義務があることから、ロンドンにおける乗り継ぎが拒否され、政府指定のホテル等において一定期間の隔離措置が取られることには留意が必要です。
6.ガトウィック空港からヒースロー空港へ乗り継ぎされる場合
3月30日現在、両空港間の直行交通バス(ナショナル・エクスプレス)は運休となっています。また、ガトウィック空港とロンドン市内を結ぶ「ガトウィック・エクスプレス」(ガトウィック空港〜ヴィクトリア駅の特急列車)も運休しています。
その結果、ガトウィック空港からヒースロー空港への移動は、(1)タクシーで移動する、または、公共交通機関を使う場合は、3月30日現在、(2)ナショナル・レール(Southern又はThameslink)でロンドン中心部(Victoria又はBlackfriars)に出て、そこから地下鉄でヒースロー空港に向かう、あるいは、(3)同じくロンドン中心部に出た後、パディントン駅まで移動してヒースロー・エクスプレスを利用してヒースロー空港に向かう、という方法があります。
このメールは、在留届に登録のメールアドレス及びたびレジ登録者宛てに配信しています。
【問い合わせ先】
住所:2 Melville Crescent Edinburgh EH3 7HW U.K.
https://www.edinburgh.uk.emb-japan.go.jp/itprtop_ja/index.html
電話:0131-225-4777
(了)