新型コロナウイルスに関する注意喚起(第7報):当地における感染状況等(3月11日現在)

●本日現在の当地(DC,MD,VA)における新型コロナウイルスの感染状況をお知らせします。

●ワシントンDC市長は非常事態を宣言しました。

●在留邦人の皆様におかれては,連邦・州・地方保健当局が発信する情報や報道等により最新情報の把握に努めるとともに,引き続き感染予防に努めてください。

1.本日(3月11日)17時現在の当地における感染者数は以下のとおりです。

(1)ワシントンDC:10名

(2)メリーランド州:9名

<内訳>

モンゴメリー郡(Montgomery):5名

・ハーフォード郡(Harford):1名

・プリンスジョージズ郡(Prince George's):3名

(3)バージニア州:9名

<内訳>

・アーリントン郡(Arlington):1名

・フェアファクス郡(Fairfax):3名

・スポットシルベニア郡(Spotsylvania):1名

・ラウドン郡(Loudoun):1名

バージニアビーチ市(Virginia Beach):2名

ハノーバー郡(Hanover):1名

(注)上記内訳は保健当局が発表した時点の情報に基づき便宜的に記載しています。

2.各州の措置等

(1)本日,ワシントンDCのボウザー市長は,ヒト・ヒト感染を含む新たな感染者が確認された旨発表するとともに,DCにおける「非常事態(State of Emergency)」および「公衆衛生上の緊急事態(Public Health Emergency)」を宣言しました。この非常事態宣言により,連邦災害基金の要求や感染疑いの者に対する隔離検疫の強制等が可能になるとしています。また,DC保健当局は,1,000人以上が集まる不要不急の大規模集会・会議は延期または中止すること,加えて,1,000人に満たない場合であっても社会,文化,娯楽イベントの開催を主催者側が再検討することを推奨しました。

◎詳しくはこちら

https://coronavirus.dc.gov/release/mayor-bowser-declares-public-health-emergency

(2)本日,バージニア州のノーザム知事は,記者会見において以下を呼びかけました。

・テレワーク・有給休暇取得について,(州政府職員と同様に)民間企業も対応の準備に努めること

・誤った情報に惑わされず,VA州保健当局のホームページで正確な情報を確認すること

(3)昨日,VA州アレクサンドリア市保健当局は,新型コロナウイルスの感染者がImmanuel Chapel of the Virginia Theological Seminary (3737 Seminary Rd.)に滞在していたことを受け,この期間に同チャペルを訪れた者に対し,来訪から14日間,自身に発症(咳,息苦しさ,華氏100.4度(38.0℃)を超える発熱)がないか観察することを推奨しています。また,症状があれば同市保健当局(703-746-4988)に連絡するとともに,自主隔離し他者との接触を避けるべきとしています。

◎詳しくはこちら

https://www.alexandriava.gov/news_display.aspx?id=114110

3.感染予防対策として,遠隔授業に備えた準備のため学校を一時的に休校とする等の各種措置が各州・地域において発表されています。在留邦人の皆様におかれては,連邦・州・地方保健当局が発信する情報や報道等により最新情報の把握に努めるとともに,引き続き感染予防に努めてください。なお,新型コロナウイルスの感染・疑いがある旨診断された場合は,当館(領事班)まで御一報願います。

◎2 月 28 日付領事メール(感染予防,感染が疑われる場合の対応,関連リンク等)

https://www.us.emb-japan.go.jp/j/announcement/20200228importantmessagecoronavirus.pdf

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■在アメリカ合衆国日本国大使館

住所:2520 Massachusetts Avenue N.W., Washington D.C., 20008, U.S.A.

電話:202-238-6700(代表)

HP:https://www.us.emb-japan.go.jp/itprtop_ja/index.html