●2日,サントメ北西部のホテルで,従業員のポルトガル人女性が別のサントメ人従業員に鉈で殺害される事件が発生しました。
●5日,サントメ・プリンシペ国家警察が,治安悪化の要因と対策について発表しました。
1 2日,サントメ北西部のホテルにおいて,同ホテル従業員のポルトガル人女性が,別のサントメ人従業員に鉈で殺害される事件が発生しました。両者は仕事の関係で揉めていた模様です。
2 5日,サントメ・プリンシペ国家警察から治安悪化の要因と対策に関する公表がなされました。概要は次のとおりです。
(1)悪化の要因
・アルコール飲料の過度の消費及び不適切な時間と場所での製品の販売(スーパーマーケット「Continental」の裏,タクシープラザ,Jardim Pensamento,旧ガソリンスタンド「Shell」,旧Praia PM,市場内など)。アルコール飲料のほとんどが疑わしい品質。
・推奨されない場所でのギャンブル
・違法薬物の乱用
・特に若者による売春の増加
・犯罪の新たな手口
・首都中心部に位置し,公衆衛生などに重大な問題を引き起こす市営市場
(2)国家警察による対策
・犯罪及び非行防止における行政機関間の連携体制の強化
・不適切な時間帯,場所でのアルコール飲料の販売及び飲酒の禁止
・犯罪や売春の顕著な地区での警察の増強,公共照明の改善
・経済活動規制・管理局の検査能力の強化
・送還された国民の適切なフォローアップの実施
・警察機関の技術的,物的,人的能力の強化
・現行法令に従った報道(revistas),研究活動の強化
・アクア・グランデ県議会とともに,前記市場販売者を事前に確認された場所へ移転する手配
3 サントメ・プリンシペは,これまで比較的治安の安定した国とされてきましたが,外国人殺害事件の発生や国家警察による治安悪化対策の発表など,ここ数日で治安が懸念される出来事が起きています。
渡航の際は,事前に「外務省 海外安全ホームページ」をご確認いただくなどし,犯罪被害に遭わないよう対策しましょう。
万が一被害に遭ったり,邦人が被害に遭ったとの情報を見聞きした場合は,在ガボン日本国大使館(サントメ・プリンシペ兼轄)へご一報ください。
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