●ルーマニア保健省は 2月26日深夜の記者会見で,当国で最初の新型コロナウィルス感染者が確認されたことを発表しました。
●感染者は,後に陽性者と判定されたイタリア人が当国を来訪していた間に,これと共に狩りにでかけた25歳の青年で,現在ブカレストのマテイバルシュ病院で治療を受けています。
●ルーマニア保健省は,新型コロナウィルス相談専用無料電話回線(Telverde Line0800800358)を開設しました。ただし,感染の疑いがある場合については,引き続き112緊急電話サービスを利用して欲しいとしています。
1.(1)ルーマニア保健省は,2月26日深夜の記者会見において当国で最初の新型コロナウィルス感染者が確認されたことを発表しました。感染者は,後に感染が確認されたイタリア人の当国来訪中にこれと接触があったドルジュ県クラヨバ市に住む25歳の青年。陽性と確認された後,ブカレストのマテイバルシュ専門病院に搬送されました。25歳男性の容態は安定している由です。
(2)感染者の住居には,他にも7人が同居していましたが,これらについては,検査結果はいずれも陰性で,現在も自宅隔離をしています。また,上記のイタリア人男性と接触があったその他33人に対して,ルーマニア保健省は検査を継続しており,結果判明次第発表するとしています。
ルーマニア保健省は,感染拡大防止に努めているので,ルーマニア国民にはパニックにならないように注意を呼びかけています。
2.ルーマニア保健省は,新型コロナウィルス相談専用無料電話回線(Telverde Line0800800358)を開設しました。土日を含み8:00〜23:00の間受け付けています。
従来から運用している112緊急電話サービスについては,感染の疑いがある場合や緊急事態電話対応となるとのことです。
3.なお,2月25日付けの日本の「新型コロナウィルス感染症対策の基本方針」には,「感染の不安から適切な相談をせず直接医療機関を受診することや感染しやすい環境に行くことを,避けていただくようお願いする。また,手洗い,咳エチケットを徹底し,風邪症状があれば,外出を控えていただき,やむを得ず,外出される場合にはマスクを着用していただくよう,お願いする。」としていますので,ご参考に付言します。
4.ルーマニア保健省を始めとする当局は,当国における感染拡大防止の各種対策を実施しています(具体的な詳細については,以下のルーマニア外務省及びルーマニア保健省のウェブサイトを御参照下さい。)ので,最新公式情報については,これらのウェブサイト等で確認できます。
https://www.mae.ro/travel-alerts/
ルーマニア保健省
(トップページ下部の「Comunicate de presa」で,上記1.のプレスリリースが見られます。
5.本件に関して,上記の諸点に御不明な点がある場合も含めまして,大使館領事部でも一般的なご相談はお受けできますので,メール等でご照会ください。
その他参考となるリンク先は以下のとおりです。
外務省の感染症広域情報
https://www.anzen.mofa.go.jp/info/pcwideareaspecificinfo_2020C020.html
厚生労働省の関連ウェブサイト
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000164708_00001.html
厚生労働省の新型コロナウィルスに関するQ&A
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/dengue_fever_qa_00001.html#Q1
厚生労働省検疫所ウェブサイト
https://www.forth.go.jp/index.html
国立感染症研究所 ヒトに感染するコロナウイルスhttps://www.niid.go.jp/niid/ja/from-idsc/2482-2020-01-10-06-50-40/9303-coronavirus.html
WHOの関連ウェブサイト
【問い合わせ先】
在ルーマニア日本国大使館領事部
電話:+40-21-319-1890(大使館が閉館している時間は,業務委託先へ転送されます)
メール:consular@bu.mofa.go.jp
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