●本9日午後,首都アブジャ市の議会近くにおいてイスラム教シーア派団体により抗議行動が行われている最中,同団体関係者による発砲事件が発生し,2名の警察官が撃たれ,負傷しました。一般市民への被害についてはこれまでのところ情報ありません。
●抗議行動参加者は治安当局により速やかに身柄拘束(もしくは掃討)され,現場は平静を取り戻しつつあります。
●抗議行動参加者等による新たな抗議行動も想定され得ますので,不要不急の外出を控えるとともに,不穏な動きを察知したら直ぐに現場を離脱してください。
在留邦人の皆様へ
1 当館が警察より入手した情報によれば,本9日午後(※時刻不明),首都アブジャ市の議会前「第2チェックポイント」付近において,反政府抗議行動参加者の1人が警察官所持の拳銃を強奪し,付近に居た警察官に向け発砲し,警察官2名がいずれも脚を打たれ負傷しました。
2 当該抗議行動は同国イスラム教シーア派団体IMN(Islamic Movement of Nigeria)により総勢100名超の規模で本日朝方から断続的に行われていたもので,治安当局により抗議行動参加者約40名が逮捕,その他の参加者は当局により掃討され,現場は平静さを取り戻しつつあります。ただ,上記の「第2チェックポイント」から議会までの区域は現在通行止めとなっています。
3 しかしながら,本事件の余波で今晩から明日辺りにかけて市内各所の検問が強化されることも予想されます。身分証明書や運転免許証の携帯を必ず励行ください。
4 また,抗議行動参加者等による新たな示威行動も想定され得ますので,不要不急の外出を控えるとともに,不穏な動きを察知したら直ぐに現場を離脱し,リスク回避行動をとってください。
5 不審な動きなどを目にした場合には,上記の回避行動をとるとともに,当館(領事班/警備班)あてにご一報ください。
(現地在外公館連絡先)
◯在ナイジェリア日本国大使館(領事班/警備班)
電話:090-6000-9019 または 090-6000-9099
※国外からは(国番号234)90-6000-9019 または 90-6000-9099
夜間緊急連絡用電話:080-3629-0293
※国外からは(国番号234)80-3629-0293
メール(領事班専用):visanigeria@la.mofa.go.jp
ホームページ:http://www.ng.emb-japan.go.jp/j/
(了)