安全情報(外国人誘拐事件その2)

【ポイント】

●4月25日,クマシ市アホジュ地区にてインド人が誘拐される事件が発生しました。

●犯人は逮捕されておらず現在逃走中です。

●誘拐に対する心構えをもって行動するように心掛けてください。

【本文】

在留邦人及び旅行者の皆様へ

在留邦人の皆様には,日頃から当館の業務につきご理解,ご協力いただきありがとうございます。

1 4月25日に,クマシ市アホジュ地区にて発生した外国人への誘拐事件について,以下の報道がなされました。

(1)被害者(インド人)が夜間に車両で走行中,誘拐犯グループが被害者の車両がパンクしている事を告げ,被害者を車から降りるよう促した。その後,誘拐犯グループは拳銃で被害者を脅し誘拐した。

(2)4月26日,ガーナ警察は,同日午前10時頃に被害者は自力で逃走し,警察が保護したが誘拐犯グループは逃走中。誘拐犯グループは被害者家族に対して50万ドルの身代金を要求したが,身代金は支払われていないと発表した。 

(参考記事)

https://www.ghanaweb.com/GhanaHomePage/NewsArchive/Kidnapped-Indian-man-rescued-741768#

https://www.ghanaweb.com/GhanaHomePage/NewsArchive/How-kidnapped-Indian-businessman-was-found-741612

2 既に4月23日の領事メールにて外国人における誘拐事件を皆様へお知らせしました。今回の誘拐事件発生場所はクマシ市で前回と異なりますが,立て続けに外国人に対する誘拐事件が発生しております。また,誘拐犯グループは前回と同様に今回も逮捕されておらず身代金を取得したという情報もないことから,今後,同様な誘拐事件が発生する可能性は否定できません。

3 在留邦人及び旅行者の皆様におかれましては,以下を参考にしつつ、誘拐に対する心構えをもって行動するように心掛けてください。

(1)出勤時や外出時には必ず家の付近の駐車車両や歩行者などをチェックし,普段と変わったところがないか注意してください。

(2)運転中でも,後方に尾行する車がいないか注意してください。

(3)特定のルートは避け,日により通勤・通学経路を変えることも有効な手段になります。

(4)通勤・通学経路やよく利用するルートについては警察や軍施設,政府機関の所在地を頭に入れ二つ以上のルートを確保してください。また,一方通行や人通りの少ない脇道は避け,交通量の多い大通りを選び,不審車に尾行されていると感じたときは,最寄りの大きなホテルや大通り沿いの店等の安全な場所に避難してください。

(5)児童・生徒の学校等への送迎の際には,父母が付き添うようにしてください。

(6)誘拐目的としては一般的に「誘拐の目的を満足させる者」,「接近が容易である者」,「特定の時間,特定の場所にいることが予測可能な者」,「防御態勢が弱い者」を狙ってくる可能性が高いので,「目立たない」,「用心を怠らない」,「行動を予知されない」といった狙われにくくする必要があります。

4 万一,事件・事故等に巻き込まれた場合,下記までご連絡ください。

以上

令和元年5月2日

在ガーナ日本国大使館 領事班

Dr. Hideyo Noguchi Street, West Cantonments,Accra

P.O.Box GP1637, Accra

Phone: 030-2765060 Fax: 030-2762553

開館時間外 Phone: 024-242-6105