大使館からの治安情報(ストリート・チルドレンによる在留邦人の私用車投石被害の発生に伴う注意喚起)

パプアニューギニアにお住まいの皆様及び渡航中又は渡航予定の皆様へ

4月7日(日)午後5時頃、在留邦人がポートモレスビー市内にあるスタンレーホテルから帰宅する途中、ビジョンシティモール前交差点の赤信号で停車中に10数人のストリート・チルドレンに取り囲まれ、金銭を要求されました。同人が無視していると、彼らは一旦、同人の車から離れましたが、その直後、腹いせに車に目掛けて投石を始めました。車のボディーに凹み傷が多数付きましたが、同人に怪我はありませんでした。

 

同市内にお住まいの方や同市内への渡航をお考えの方は、次の点に十分ご注意いただくようお願いいたします。

ポートモレスビー市内では、昨年11月のAPECに向けて信号機の整備が行われ、新たに設置された赤信号の点灯時間が約2分程度と長く、その間に物売りが寄ってきたり、ストリート・チルドレンに金銭を要求されることが増加しています。物売りやストリート・チルドレンの背後にラスカルが控えている場合がありますので注意が必要です。

・ストリート・チルドレンに金銭を与えると、顔や車両を覚えられ、要求がエスカレートすることが想定されます。

・今回の投石を行ったストリート・チルドレンはエリマ・セトルメント(ジャクソンズ国際空港に近い不法居住区の1つ)で生活しており、当事件があったジョンガイズ通りを中心に、平日午後や土日祝日に金銭の要求を繰り返している模様です。この場所以外にもタウン地区にあるタウン・プラザ周辺でもストリート・チルドレンによる金銭の要求が横行しているので注意が必要です。

・今回の事件現場となったジョンガイズ通りに限らず、当地を車両で移動する場合は、1.単独行動は極力避け、車複数台で行動する、2.信号機のない他の迂回路を検討する、3.必ず車の窓を閉めドアを施錠する、4.交差点での赤信号停止時には周辺の状況に常に気を配る、等の対応を改めてお願いいたします。 

パプアニューギニアにお住まいの方や渡航をお考えの方は、上記の点も踏まえ、次の点におかれましても十分ご注意いただくようお願いいたします。

・最新の治安情報に細心の注意を払って下さい。

警備体制の整った宿泊先に滞在する、警備会社に警護を委託するなど身の安全を図って下さい。

・通信手段を確保して下さい。

・夜間の外出はお控え下さい。

・単独行動はお控え下さい。

・セトルメント(不法居住区)には近づかないで下さい。

(注1)このメールは、在留届にて届けられたメールアドレス及び「たびレジ」に登録されたメールアドレスに配信されております。

※「たびレジ」簡易登録をされた方でメールの配信を停止したい方は、以下のURLから停止手続きをお願いいたします。

https://www.ezairyu.mofa.go.jp/tabireg/simple/delete

(注2)在留届は緊急時の情報提供や安否確認等に必要となりますので、パプアニューギニアに3ヶ月以上滞在される方は在留届けの提出をお願いします。また、提出済みの在留届の記載事項に追加又は変更が生じた場合、帰国又は他の国・地域へ転出される場合には変更届の提出をお願いします。

http://www.mofa.go.jp/mofaj/toko/todoke/zairyu/index.html

【問い合わせ先】

パプアニューギニア日本国大使館 領事・警備班

電話 :321-1800      

FAX:323-0153

メール:sceoj@pm.mofa.go.jp