【ポイント】
●飲食店における置き引き被害が増加しております。
●日本人が多い店、場所であっても油断禁物です。
●一概には言えませんが、出入口付近の席が盗難の標的になりやすい傾向があります。
●旅行者や出張者だけでなく、海外に慣れた長期滞在者の置き引き被害も散見されますのでご注意下さい。
【内容】
1.本年になってから当館に、飲食店での食事中に荷物や財布等を盗まれたとの報告がいくつか寄せられております。
2.特に多いのが、デュッセルドルフ市内及びケルン市内のレストランやホテルの朝食ビュッフェ会場などで飲食中に盗難被害に遭うというものです。レストランなどの出入口付近は、外部から部外者が入りやすい場所で、その付近での被害がやや多い傾向があります。
具体的な事例としては、
・食事中に隣の席や足下に置いていた鞄が盗まれた
・ビュッフェで食事を取りに行っている間に、テーブル上に置いていた携帯電話がなくなった
・コートや上着を椅子等にかけていたら、内ポケットに入れておいた財布が盗まれた
などがあげられます。
3.置き引きに対する一般的な被害防止アドバイスは以下のとおりです。
○現金や支払い手段は必要な分だけ携帯する
○食事中に上着等を脱ぐことが予想される場合、現金、クレジットカード、旅券などは上着以外の肌身から離さない場所に入れておく
○カバンの中には貴重品を入れておかない(入っている場合は決して身体から離さない)
○家族や同僚と同席していても、基本的に自分の財産は自分で守る意識を持つ
4.たとえホテルや寛げる飲食店の中にいても、防犯意識は不可欠です。ご自身で貴重品の管理を万全にしていただくとともに、ご同僚や出張者の方々等にもお声を掛けていただくようお願いいたします。
なお、旅券を紛失された場合、その再発行には一定の時間を要します。以降の旅程や帰国日程の変更を余儀なくされる場合もありますので、十分ご注意ください。万一、旅券の盗難被害に遭われた際は、下記までご連絡ください。
領事班直通電話:0211−1648220