ホテルでの盗難に注意

●ホテルで盗難被害に遭う方が増えています。

●特にロビーやレストラン(朝食会場を含む)での置き引きに注意が必要です。

●また、客室での盗難も発生しており、外出や就寝の際に注意して下さい。

1.クリスマス・年末年始を控え、ドイツ国内外に旅行される方も増えていると思います。それにあわせて、ロビーやホテルのレストランでのスリ、置き引きの被害に遭う方が増えています。

2.また、客室も必ずしも安全とは言い切れません。当館がこれまで認知したホテルの客室での盗難事件には、以下のような事例があります。

 ・物理キー式の扉をオートロック状態にしたのみ(鍵を二重回ししてボトルをかけない状態)で外出し、部屋に帰ってみると荷物が盗まれていた。

 ・外出中、室内に置いておいた貴重品をホテルの清掃員等に盗まれた。

 ・室内で就寝中、何者かが部屋に侵入して貴重品を盗んでいった。

3.ホテルの客室を狙う窃盗犯は、オートロック状態の扉であれば簡単に解錠してしまう技術や機材を持っています(これは一般住宅を狙う空き巣も同様です)。

カードで解錠するタイプの扉の場合、それらカードのマスター版を持っている窃盗犯も存在し、外出や就寝中に簡単に部屋に侵入することもあります。このような窃盗犯の場合、ホテルのロビーなどで標的とする旅客を探し、どの部屋に入室するか確認することがあります。

4.ホテルの客室での盗難に対する警察関係者からの一般的な被害防止アドバイスは以下のとおりです。

 ○現金や旅券等の貴重品を室内に置いたままにしない。セーフボックス等を活用する。

 ○自身で物理的に鍵をかけるタイプの扉であれば、確実に施錠して外出する。

 ○入室時は周囲に人がいないことを確認して入る。

 ○在室時、扉に複数の鍵や防犯チェーンがある場合は必ず閉めておく。

 ○在室時、扉の前にスーツケース等の荷物を置いておき、何者かが扉を開けたときに扉が荷物に当たるようにしておく(ただし火災等が発生した場合に脱出する際に邪魔になるケースもある点に留意)

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デュッセルドルフ日本国総領事館(領事部)

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