【長距離バス車内における強盗事件の発生と注意のお願い】

 先般、邦人旅行者二名を含む乗客を乗せて走行中の夜行の長距離バスで強盗事件が発生し、この邦人にも金品の被害が生じました(身体的な被害はなかったものと承知します。)。

 大使館で承知します事件の概要は、以下1.のとおりです。また、当国でのバスでの移動に係る危険性について、これまでにも累次お知らせしてきているところですが、今回の事件も御参考に、改めての御注意をよろしくお願いいたします(具体的に、以下2.をご覧下さい。)。

1.大使館で承知する事件概要

 グアヤキル発ロハ行きの夜行バス(グアヤキル発の予定時刻は23時)。事件は、道中アスアイ県内の国道25号線付近を走行中と思われる翌1時頃発生(犯行は、バスを国道から少し離れた地点に誘導して遂行された模様です。)。

 銃器使用と思われる男三人組を犯人とする強盗事件(銃器様の物を示すと共に、車内で発射音を伴う威嚇発砲があった模様ですが、現在まで、銃器の真偽は不明です。)。

 当該邦人旅行者は、他の乗客(全員ではない模様です。)と共に、金品を出すように求められて、現金、旅券等を奪われた。

2.御注意のお願い

 長距離バス、特に深夜バスの危険性については、御在住の皆様は既に十分御認識のことと存じ、また大使館からもこれまでにもたびたび注意喚起を行ってきているところですが、以下のような点に、改めて御注意をお願いします。また、皆様御関係の方で、御出張や御旅行等で当国を短期間来訪される方にも、広くお伝えをお願いします。

(1)長距離バス御利用の際には、極力日中の時間帯に運行するバスを御利用下さい。また、やむを得ず深夜バスを御利用の場合には、できるだけ事前予約制のバスを利用されることをお勧めします。

(2)今回も、邦人旅行者であることが、標的とされた一因であった可能性があります。長距離バスを含めて、公共の場ではこの危険性も常に十分念頭に置いて、可能な安全対策に努めて下さい。

(3)万一、強盗等の襲撃の対象となってしまった場合には、無抵抗を原則として下さい(避けられる身体的被害をぜひ回避することを最優先して下さい。)。

 在エクアドル日本国大使館

 Tel.(593-2)2278-700