渋滞中の邦人運転車両被害の窃盗事件(ひったくり)の発生

●3月5日(月)午後7時頃、ナイロビ市アガカーン病院付近路上で、邦人が運転する車両から、手荷物が盗まれる事件が発生しました。

●雨季は、泥棒被害が増加する傾向にあります。皆様におかれては、下記の点について注意し生活して頂くようお願いします。

【被害概要】

 ・被害日時:3月5日(月)午後7時頃

 ・被害場所:ナイロビ市アガカーン病院付近路上

 ・状況:上記日時場所において、渋滞の中を邦人が車を運転していたところ、ケニア人男性が車に近付き、サイドミラーを折りたたんだことから、窓を開けて直そうとしたところ、他のケニア人男性からドアロックを外され車内に侵入された後、助手席足下に置いていたバック等を盗まれたもの。犯人は、邦人の身体に危害を加えなかった。複数犯であった。

【警備対策官からのアドバイス

今回の事件は、犯人グループによる渋滞中の車を狙った窃盗事件ですが、被害者が対応を間違えれば、強盗致傷事件に発展する事件でした。警察によると、最近、雨季に入ってから、渋滞中の車を狙った窃盗事件(カージャック、強盗、ひったくり)や侵入窃盗事件(空き巣、忍び込み)が増加しているとのことです。皆様におかれては、下記の点に注意して頂くようお願いします。

●乗車中は、ドアロックを確実に行い、窓を閉めて下さい。

●むやみに車の窓を開けないで下さい。今回の事件のように、犯人グループは、盗みのために、様々な仕掛けをして犯行に及んでいます。(例えば、外から「パンクしている。」と叫んだり、わざとサイドミラーを壊したりして、運転手に窓を開けさせようとします。)

●乗車中は、外から、手荷物が見えないように、後部座席足下に置いたり、服を掛けて隠すなど工夫して下さい。

●外出する際は、極力、手荷物を最小限として下さい。

上記対応を確実に私用ドライバーに共有して下さい。

●就寝時や外出時は、必ず自宅の戸締まりを確認するとともに、就寝時は、部屋内のドアロックも行うよう努めて下さい。

●強盗犯人等に遭遇した場合、逆らったり戦ったりしないで下さい。物より命が大切です。

平成30年3月6日

ケニア日本国大使館

領事・警備班

(電話:+254(0)20289−8000)