・7月以降,マレーシア国内(サラワク州スリアン,ペラ州タイピン)では狂犬病の感染が確認されており,これまでに5人が死亡しています。
・狂犬病は,狂犬病ウイルスに感染した動物に咬まれたり,引っかかれたりすることで感染します。発病すると効果的な治療方法はなく,ほぼ100%の方が亡くなります。
・よって,犬をはじめ動物にはむやみに手を出さない,具合の悪そうな動物は近づかない,狂犬病の流行地域へ渡航予定でかつ,犬等に接触する可能性が高い場合には予防接種を検討するなど,必要な予防策をとって下さい。
1 7月以降,マレーシアでは,サラワク州スリアン(Serian)とペラ州タイピン(Taiping)において狂犬病の感染が確認され,これまで児童4人と男性1人が死亡したほか,2人が病院で治療を受けています。
半島マレーシアで狂犬病ウイルスが確認されたのは,2015年後半にペナン州で確認されて以来のこととなります。
2 狂犬病は,狂犬病ウイルスに感染した犬などの動物に咬まれたり,引っかかれたりすることで感染します。発病すると,効果的な治療はなく,ほぼ100%の方が亡くなります。潜伏期間は,一般的には1か月から3か月とされていますが,1週間未満で発病したり1年を過ぎても発病しない場合もあるなど,幅があります。
3 よって,狂犬病へ感染を防ぐため動物にむやみに手を出さない,多量のよだれを垂らしている,あるいは物に咬みつく,ふらついている具合の悪そうな動物には近づかないようにしてください。
また,狂犬病の流行地域へ渡航予定があり,現地で犬等に接触する可能性が高い場合には狂犬病の予防接種を検討するなど,必要な予防策をとって下さい。また邦人が被害に遭ったとの情報に接した際には,管轄の公館へご一報下さい。
以下,狂犬病に関する注意喚起情報を掲載しますのでご参照下さい。
URL → http://www.my.emb-japan.go.jp/Japanese/ryoji/anzen_rabies28012016.html
(現地在外公館連絡先)
○在マレーシア日本国大使館
住所:No.11, Persiaran Stonor, Off Jalan Tun Razak, 50450 Kuala Lumpur, Malaysia.
電話:(+60-3) 2177-2600FAX:(+60-3) 2143-1739
ホームページ:http://www.my.emb-japan.go.jp/Japanese/index.htm
○在ペナン日本国総領事館
住所:Level 28, Menara BHL, 51 Jalan Sultan Ahmad Shah, 10050 Penang.
電話:(+60-4) 226-3030
FAX:(+60-4) 226-1030
ホームページ:http://www.penang.my.emb-japan.go.jp/index_jp.htm
○在コタキナバル領事事務所
住所:No18,Jalan Aru, Tanjung Aru, 88100, Kota Kinabalu, Sabah, Malaysia
電話:(+60-88) 254169
FAX:(+60-88) 236632
ホームページ:http://www.kotakinabalu.my.emb-japan.go.jp/itprtop_ja/index.html