在南ア大からのお知らせ(偽警官による強盗未遂)

【タイトル】

南アフリカ大使館からの注意喚起(偽警察官による強盗未遂事件の発生について)

【概要】

警察の覆面車両を装って走行中の車両を停止させ、強(窃)盗の犯行に及ぶ事件が継続的に発生しておりますが、この度、被害者の機転により実害を逃れた事案がありましたので、車両移動中における安全対策の参考としてください。

【本文】

南アフリカにお住まいの皆様及び旅行者の皆様へ

                平成29年6月20日

        在南アフリカ共和国日本国大使館

警察の覆面車両を装って走行中の車両に併走し、窓越しに警察バッジ様の物を提示して停止を求め、停止後に所持品の提示や車内検索等を要求して金品を盗み取ったり、拳銃等の凶器で脅して金品を強奪したりする事件が継続的に発生しています。最近、同様のケースで在留邦人及び日本人旅行者が被害に遭いそうになったものの、危険を察知して実害を逃れた事案がありましたので、安全対策の参考(下記参照)にしていただくとともに、車両で移動中も、後方及び周囲への警戒を怠らないなど十分注意してください。

万一、警察の覆面車両とみられるものから停止を求められた場合には、即座に停止することなく、警察(10111)又は委託警備員(会社)等へ連絡するとともに、警察署や警備員が配置されている企業・ショッピングモール等支援が期待できる場所に避難してください。

1 サントン地区で発生した在留邦人対象の事案

(1)発生日時

5月22日、午前9時45分頃

(2)発生場所

N3南向、Woodmead−London間

(3)状況

車両(現地ドライバー運転)で高速道路を走行中に、3名が乗車したシルバー色の小型車が併走し、窓越しに警察バッジ様の物を提示され停止を求められた。路肩に停車したところ、私服の3人組がアルコールチェックをする旨申し向けた上、車内検索と称して中を物色し始めた。ドライバーは降車を求められたものの従わず、途中で危険を感じたドライバーが隙を見て車を発進させ実害を逃れた。  

2 イサンド地区で発生した旅行者対象の事案

(1)発生日時

6月19日、午後3時頃

(2)発生場所

R24東向、Barbara Rd.オフランプ付近

(3)状況

車両(現地ドライバー運転・ツアーガイド同乗)で高速道路を走行中に2名が乗車した青っぽい色のカローラが併走し、窓越しに警察バッジ様の物を提示され停止を求められた。ドライバー及びツアーガイドが危険と判断し、停止命令には従わず、警察官等が配置されているO.Rタンボ国際空港まで走行を続けて実害を逃れた。

3 連絡先

 Tel:+27 12 452 1500 代表:警備、領事