在グアテマラ大使館からの注意喚起(旅行者強盗被害)

 外国人旅行者の団体がマイクロバスを貸し切り,アンティグアから陸路でエルサルバドルへ向かう途中,強盗団に襲撃され,金品を強奪されたほか,女性が乱暴される事件が発生しました。

 旅行を計画されている方は十分ご注意ください。

グアテマラにお住まいの皆様および旅行者の皆様へ

グアテマラ日本国大使館

1 事件の概要

 外国人旅行者の団体(オーストラリア人,イギリス人,ドイツ人を含む13人の男女)は,ラテンアメリカ諸国各地を旅行する計画であり,事件当日の4月22日はマイクロバス1台を貸し切り,アンティグアからエルサルバドルを超え,ニカラグアの地方都市グラナダへ移動する予定だった。

 4月22日深夜2時,旅行者らを乗せたバスは,アンティグアを出発し,エルサルバドル方面へ向かった。国道CA−2を通り,エルサルバドル国境近くの町,フティアパ県シウダ・ペドロ・デ・アルバラドに差し掛かった朝方4時頃,突然,武装した6人が乗ったピックアップ車両が現れ,マイクロバスの進路を妨害。同バスに対し,近くの山間部まで移動するよう強要した。(CA2 Oriente, 154km地点)

 強盗団は,旅行者らの頭に銃を突きつけるとともに全員を縛り上げ,携帯電話,現金,クレジットカード,サングラス,カメラ,パソコンおよび指輪を強奪。さらに,バスに同乗していた女性旅行者らに対して暴行した。

2 大使館からのお願い

 当国の南側に所在し,エルサルバドルからメキシコまで走る国道CA−2は,麻薬の通り道とも言われ,道沿いに民家等も少ないことから,バスジャックが頻発するなど治安が良くないとされています。

 今回,外国人旅行客が貸し切ったバスが襲撃されたことから,貸し切りバスによる旅行が安全とは言えません。

 ご旅行の際は,夜間の移動は控えて頂くとともに,仮に強盗に遭遇した場合,金品等を要求された際は絶対に抵抗すること無く,人命最優先で行動して頂きますよう,よろしくお願いします。

グアテマラ日本国大使館

電話:2382−7300(代)