【第二報】パキスタン総選挙投票日前後に関する注意喚起

【ポイント】

○ 本日8日、パキスタン総選挙が実施されています。

○ 2日、カラチ市サダル地区の選挙管理事務所前で爆弾テロ未遂事件が発生、SRAが犯行声明を発出、7日、カラチ市グルシャネ・イクバルにおいて、選挙事務所を狙った可能性のある手榴弾誤爆事件が発生しています。

○ 現在、パキスタン全土で、携帯電話やWi-Fiサービス網が一時的に通信制限されています。

○ 在留邦人の皆様は、最新の関連情報の入手に努め、特に8日選挙投票日及びその翌日、ご自身及びご家族の安全に十分配慮した行動を心掛けてください。

【本文】

1 本日8日(木)、パキスタンで総選挙が実施されています。

2 2日、カラチ市サダル地区の選挙管理事務所前で爆弾テロ未遂事件が発生、SRA(シンド革命軍)が犯行声明を発出、3日、カラチ市ニューカラチにおいて、PPPとMQM−Pの政党支持者が衝突し1名死亡、7日、カラチ市グルシャネ・イクバル(Gulshan-e-Iqbal)において、選挙事務所を狙った可能性のある手榴弾誤爆事件で3名死亡しています。

 また、バロチスタン州内において、選挙関連を対象としたテロ事件は、ここ3週間で少なくとも40件以上発生しています。

3 本日の投票は8時から17時までですが、夕方は駆け込み投票のため、投票所及び同周辺道路は大混雑を招く可能性があります。また、17時以降の開票作業は政党関係者の関心が高く、選挙結果が判明するにつれて、選挙結果に不満を持つ政党支持者等の抗議活動、9日以降、不正選挙を訴える政党関係者の抗議活動等が発生する可能性は否定できません。また、翌日の金曜礼拝以降、支持者の呼びかけによっては、その規模が拡大する懸念があります。

4 当国内務省は、治安上の脅威を理由として、全国で携帯電話サービスを一時的に停止することを決定、パキスタン全土で携帯電話やWi-Fiサービス網が通信制限されています。

5 以上を踏まえ、在留邦人の皆様は、本日選挙投票日及びその後の期間、以下の安全対策をとるよう心掛けてください。

(1)当地の各種報道等を通じて最新の関連情報の入手に努め、特に8日選挙投票日及び翌日、安全な行動を心掛ける。

(2)選挙関連施設(投票所、選挙管理事務所、政党・候補者事務所等)及び選挙集会・抗議活動、テロ攻撃の標的となりやすい場所(軍・警察等治安当局(含む車両、検問所等)、政府機関)には近づかない。

(3)その他の場所(ショッピングモール、レストラン、マーケット等商業施設)においても極力滞在時間を短くする。

(4)日頃から準備している備蓄品(食料、飲料水、燃料等)の点検を行う。

(5)有線インターネット網、固定電話等、複数の連絡手段を保持するように心掛ける。

6 当館はご案内のとおり、本日の領事窓口は臨時閉鎖(邦人窓口は個別対応)です。

7 なお、上記注意点以外にも、当地で安全に滞在するための参考となる情報が以下のウェブサイトに掲載されておりますので、そちらもあわせてご確認ください。

○ 当館「安全情報配信用ツイッター

https://twitter.com/CGJapanKRC_SFT

○ 当館ウェブサイト

http://www.kr.pk.emb-japan.go.jp/j/

○ 外務省海外安全情報ウェブサイト(パキスタン

https://www.anzen.mofa.go.jp/info/pcinfectionspothazardinfo_011.html#ad-image-0

○ 緊急時の連絡先

在カラチ日本国総領事館 電話(+92-21)3522-0800

【問い合わせ先】

在カラチ日本国総領事舘

電話:021-3522-0800

メール:japan.consulate.karachi@kr.mofa.go.jp