【ポイント】
●年末年始のクリスマスや年越しなどを祝うイベントなど、不特定多数の人が集まる場所では事件・事故に巻き込まれないように細心の注意を払って行動してください。
●サンフランシスコ市内の観光地における車上狙い被害、ラスベガス市内におけるスリ被害に遭う事例が多発しています。
●欧米では、近年、警備や監視が手薄で一般市民が多く集まる場所(ソフトターゲット)を標的としたテロが頻発しています。
特に、不特定多数の人が多く集まるため、テロの標的となりやすく、常に注意して行動してください。
【本文】
1 一般犯罪対策
年末年始は、クリスマスや年越しなどを祝うために多くの人で混み合います。不特定多数の人がある場所では、事件・事故に巻き込まれないよう細心の注意を払ってください。特に当館管内では、サンフランシスコ市内の観光地で写真撮影中や食事中の車上狙い被害、ラスベガス市内のホテル内や徒歩移動中に背負っていたバックパックを開けられてのスリ被害の報告をよく受けます。被害に遭われますとせっかくの年末年始のお祝い気分が台無しになります。以下の点に注意して被害に遭わないように十分注意してください。
(1)車上狙い対策
3分間車を駐車した間に車上狙い被害に遭った方もいます。少しの間でも、車の中に荷物を残したまま車を離れることのないようにしてください。
(2)スリ被害対策
背負っていたバックパックを勝手に開けられて貴重品を盗まれた方の多くは、いつチャックを開けられたか、いつ盗まれたか分からなかったようです。貴重品はウエストポーチなどに入れておなか側に巻くなど、常に目に見える場所に置くようにしてください。
2 テロ対策
欧米では、近年、警備や監視が手薄で一般市民が多く集まる場所(ソフトターゲット)を標的としたテロが頻発しています。これらは組織性が低い単独犯によるテロが多く、事前の取締りが難しいため、今後も継続することが懸念されます。
不特定多数の人が集まる場所を訪れる際には、周囲の状況に注意を払い、不審な人物や状況を察知したら速やかにその場を離れる、できるだけ滞在時間を短くする等の注意に加え、その場の状況に応じた安全確保に十分注意を払いましょう。
不幸にもテロの現場に遭遇してしまった場合には、警察官等の指示をよく聞き冷静に行動するように努めましょう。
外務省HP(https://www.anzen.mofa.go.jp/info/pcwideareaspecificinfo_2023C058.html)では、テロの被害の未然防止対策や、テロに遭遇した場合の対処方法等を紹介していますので、御確認ください。
(問い合わせ窓口)
○在サンフランシスコ日本国総領事館
住所:Consulate-General of Japan at San Francisco
領事・警備班
TEL:415-780-6000
HP:https://www.sf.us.emb-japan.go.jp/itprtop_ja/index.html
■海外渡航の際には、万一に備え、家族、友人、職場等に、日程や渡航先での連絡先を伝えておくようにしてください。3か月以上滞在する方は、緊急事態に備え必ず在留届を提出してください。
( http://www.mofa.go.jp/mofaj/toko/todoke/zairyu/index.html )
また、3か月未満の旅行や出張などの際には、海外滞在中も安全に関する情報を随時受けとれるよう、「たびレジ」に登録してください。