フランス情勢にかかる注意喚起

●空港、教育施設、商業施設等での爆破予告が続いています。万が一、訪問先でこのような状況に遭遇した場合は、当局の指示に従い避難するなど安全の確保に努めてください。

●フランス政府は10月13日、国内のテロ警戒水準を最高に引き上げました。引き続き報道等により最新の治安情報の入手に努め、状況に応じて適切かつ十分な安全対策を講じるよう心掛けてください。

1 フランスでは、10月13日に仏北部パ・ド・カレー県アラスの高校で発生した殺傷事件を受け、同日、テロ警戒水準が、最も高い”urgence attentat”に引上げられた他、翌日には、マクロン大統領により、最大7,000人の治安当局者の動員が決定される等、警備体制が強化されています。

2 その後、フランスでは人々が多く集う観光地や空港等での爆破予告等が続いています。いずれも人的被害は発生していませんが、当館管轄地域内でも、ストラスブール(エンツハイム)空港、ミュールーズ(ユーロエアポート・バーゼル)空港、教育施設、商業施設において、爆破予告を受けた施設の職員及び利用者の退避が実施されました。

3 また、現下のイスラエルパレスチナ情勢をきっかけとしたデモ・集会の呼びかけが依然として散見されます。現在までに、親イスラエル派と親パレスチナ派、双方の直接的な衝突等の事案は確認されていませんが、中には、デモ隊による過激な行為を、治安部隊が催涙弾・放水銃等により制圧し、解散要求に応じなかった者が逮捕される等の事案も発生しています。

4 ついては、当地に渡航・滞在を予定されている方または滞在中の方は、当面の間、テロ事件や不測の事態に巻き込まれることのないよう、報道等を通じた最新の治安情報の収集に努めてください。特に、テロの標的となりやすい場所(政府・外交団施設、公共交通機関、観光施設、ショッピングモール等の商業施設、宗教施設など不特定多数が集まる場所)を訪れる際には、周囲の状況に一層の注意を払い、不審な状況を察知したら速やかにその場を離れ、当局の指示に従い避難するなど安全の確保に努めてください。

【参考】

外務省・海外安全ホームページ(スポット情報(フランス:テロの脅威に対する注意喚起))

https://www.anzen.mofa.go.jp/info/pcspotinfo_2023C052.html

ストラスブール日本国総領事館

代表番号:03−8852−8500

(フランス国外からは(+33)3−8852−8500)

メール: consulaire-cgj@s6.mofa.go.jp (領事班専用)

※「たびレジ」に簡易登録した方でメールの受け取りを希望しない方は、以下のURLから変更・停止の手続きをしてください。

(変更)https://www.ezairyu.mofa.go.jp/tabireg/simple/auth

(停止)https://www.ezairyu.mofa.go.jp/tabireg/simple/delete

※「在留届」を電子届出システム(ORRネット)から提出した方で帰国又は当館管轄外に移転した方は、以下のURLで帰国又は転出届を提出してください。

https://www.ezairyu.mofa.go.jp/RRnet/residencereport/login

※災害や騒乱等が発生した際、ご家族、ご友人、同僚を守るため、一人でも多くの方に安全対策に関する情報が届くよう、在留届(3か月以上の滞在)の届出、又はたびレジ(3か月未満の滞在)の登録を、お知り合いの方や出張者・旅行者にご案内いただけますようお願いいたします。