モンテビデオにおける狂犬病に感染したコウモリの確認について

●5月19日、ウルグアイ厚生省(MSP)は、モンテビデオ市内コルドン地区で捕獲されたコウモリが狂犬病に感染していることを確認しました。

狂犬病は、ほ乳類全般に感染する人獣共通感染症で、発症するとほぼ100%死亡する大変危険な感染症です。

狂犬病への感染予防対策のため、むやみに野生動物や家畜、知らない犬や猫などに触れないといった行動を心がけてください。

5月19日、ウルグアイ厚生省(MSP)は、モンテビデオ市コルドン地区で捕獲されたコウモリが狂犬病に感染していることを確認しました。このコウモリの発見者は素手でコウモリに触れたため、狂犬病ワクチンの暴露後接種を受ける予定でしたが、翌20日の時点で狂犬病ウイルスに感染していないことが確認されています。

ウルグアイにおいては、1960年に狂犬病の撲滅宣言がなされましたが、1964年に主に動物の間において再流行し、1966年までに人への感染も3例確認(それ以後は人への感染は未確認)されています。また、1980年初頭は犬や馬、2007年から2017年までは当国北部で散発的に牛の感染例が確認されています。また、2022年11月にペイサンドゥ県で2件、2023年3月にもモンテビデオ市内で1件、狂犬病に感染したコウモリが発見されています。

狂犬病は、ほ乳類全般に感染する人獣共通感染症で、発症するとほぼ100%死亡する大変危険な感染症です。世界中で年間5万人以上が死亡しており、狂犬病はほとんど全ての哺乳動物から感染する可能性があります。狂犬病のウイルスは感染動物の唾液に含まれるため、感染動物に咬まれたり、傷口、目や口の粘膜をなめられたりすることで神経系の細胞に感染します。

南米における狂犬病の主な感染源としてはコウモリが挙げられ、コウモリから犬や家畜等への伝播も確認されています。特に当国はチスイコウモリ(吸血コウモリ)の生息域でもあるため、就寝時に部屋の窓や屋外への扉を開けたままにすることや屋外での就寝は極力避けてください。また、狂犬病への感染予防対策のため、当国共和国大学理学部は以下の行動をとるように呼びかけています。

○ 野生動物や家畜、知らない犬や猫などには、むやみに触らない

○ 死んでいると思われる動物でも、むやみに触らない

○ ペットと野生動物(コウモリなど)の接触を断つ

○ 感染が疑われる動物を素手で触ったり、噛まれたり、引っかかれたりした際には、必ず医師の診断を受ける

○ ペットの予防接種を必ず行う

狂犬病については、下記の厚生労働省検疫所の情報を参考としてください。

感染症についての情報: 狂犬病 Rabies」

https://www.forth.go.jp/useful/infectious/name/name47.html

<在ウルグアイ日本国大使館ホームページ(領事情報)>

https://www.uy.emb-japan.go.jp/itpr_ja/ryoji.html

★外務省海外安全ホームページでは、海外における安全対策としての注意事項をまとめた各種資料を公開していますので、皆様の海外安全対策にお役立てください。

ゴルゴ13の中堅・中小企業向け海外安全対策マニュアル>

 https://www.anzen.mofa.go.jp/anzen_info/golgo13xgaimusho.html

<海外安全 虎の巻>

 https://www.anzen.mofa.go.jp/pamph/pdf/toranomaki.pdf

<海外赴任者のための安全対策小読本>

 https://www.anzen.mofa.go.jp/pamph/pdf/pamph_08.pdf

<海外における脅迫・誘拐対策Q&A>

 https://www.anzen.mofa.go.jp/pamph/pdf/pamph_04.pdf

★万が一、犯罪被害に遭われた際は、当館領事班までご連絡ください。

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変更届フォーマット:https://www.mx.emb-japan.go.jp/files/000180336.doc

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ウルグアイ日本国大使館 領事班

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Fax: +598-2418-7980

e-mail: ryoji-bu-uruguay@mv.mofa.go.jp