「対独戦勝記念日」に関する注意喚起

● 5月9日は「対独戦勝記念日」です。

● 4月20日、ラトビア国会は5月9日に一部の行事、集会、行進及びデモ等を禁止する法案を採択しました。旧ソ連ナチス等を象徴するようなシンボル(ZやV等)や花火を使用した場合、取り締まりや罰金が科される場合があります。

● ソ連勝利記念碑は既に撤去されており、また当日の集会、デモ行進等の実施は禁止されているものの、当日に向けて、様々なデモ行進や集会の可能性は排除できませんので、自由記念碑、ソ連勝利記念碑撤去跡、関連慰霊記念碑等には近づかない等、不測の事態に巻き込まれないよう注意してください。

 5月9日は「対独戦勝記念日」です。例年、この日には、旧市街からダウガバ川を隔てた場所にある「勝利記念公園」のソ連勝利記念碑に献花が行われ,数千人の参加者が集まっていました。

 昨年は、記念日翌日の5月10日に、ソ連勝利記念碑前の献花が撤去されるのに反対した人々の一部が警察に拘束されました。

 本年4月20日、ラトビア国会は5月9日にラトビア全土の公共の場所で社会の分断をはかろうとする行事、戦争、軍事侵攻、全体主義及び暴力を称賛する行事、集会、行進及びデモ等を禁止する法案を採択しました。同法により、旧ソ連ナチス等を象徴するようなシンボル(ZやV等)を使用した場合、取り締まりの対象となったり罰金が科されたりする場合があるほか、5月9日から5月10日午前7時まで花火の使用も禁止されます。

 ソ連勝利記念碑は既に撤去されており、当日の集会やデモ行進等の実施は同法により禁止されているものの、当日に向けて、様々なデモ行進や集会の可能性は排除されません。自由記念碑やソ連勝利記念碑跡地、関連慰霊碑等の周辺にはなるべく近づかないようにしてください。万が一、デモ行進や群衆を見かけた場合も、それらに近づかない等、不測の事態に巻き込まれないよう注意してください。また、公共交通機関利用の必要がある方は以下のホームページ等で最新の情報を入手してください。

 ご参考:

 ラトビア国家保安局プレスリリース

 https://vdd.gov.lv/en/news/press-releases/vdd-pays-increased-attention-to-activities-related-to-9-may

 ラトビア国会(SAEIMA)プレスリリース

 https://www.saeima.lv/lv/aktualitates/saeimas-zinas/32145-saeima-9-maija-bus-aizliegts-rikot-atseviskus-pasakumus

 リガ交通局

 https://www.rigassatiksme.lv/lv/

2023年5月3日

ラトビア日本国大使館より

電話:+371-6781-2001

メール:consular@rg.mofa.go.jp