３、４月に発生した邦人犯罪被害事例についてお知らせします。
モロッコにおいて邦人が犯罪の被害に遭う事例が発生しましたので、お知らせします。
１ 発生日時：３月３０日（木）
（1）発生場所：マラケシュ、ジャマ・エル・フナ広場周辺
（2）被害内容：盗難
（3）被害者：女性（友人と旅行中）
（4）概要：
被害者は、旅行でマラケシュを訪れた際、宿泊予定のホテルに向かうためジャマ・エル・フナ広場周辺を徒歩で移動していた。
その際何人かのモロッコ人男性に呼び止められ、彼らは「ホテルまで案内する。」と強引に荷物を奪い、先を歩き始めた。被害者は不審に思い拒否したが、荷物を返してもらえなかった。
ホテル到着後、金銭等を要求されることなく荷物を返却され男性は去って行ったが、チェックインの際にパスポート等が入っている鞄がショルダーバッグ内に無いことに気づいた。
(5)大使館からのコメント：
日本人は非常に目立ち、「裕福で警戒心が希薄である」と思われやすく、犯罪の標的になりやすいことを意識してください。本件のような荷物を強引にとられた際は大声で周囲の人に助けを求める等の対策をとってください。また、疑うことは、自らの身を守るための最も基本的な心構えです。親切心を疑うことは我々日本人にとって後ろめたいことかもしれませんが、モロッコにおける犯罪の多くは、親切心を装って我々の警戒心を解くところから始まります。常に心の片隅に警戒心を残し、貴重品の管理を徹底するよう注意してください。
２ 発生日時：４月２５日（火）
（1）発生場所：カサブランカ、Sidi Maarouf地区
（2）被害内容：ひったくり・強盗
（3）被害者：女性（在留邦人）
（4）概要：
被害者は、2人の子どもと手をつなぎ交差点を横断しようとした際に、後方から接近してきたバイクに気づいた。
バイクは左手から右手に横切るような形で目の前(数十cm)に止まり、至近距離で違和感と恐怖を感じ立ち止まった瞬間に肩にかけていたバッグの紐を強く引っ張られ、破壊された後財布・現金等を強奪された。
前方を歩いていた配偶者が異変に気づき、戻ったものの犯人はすでに逃走していた。
（5）大使館からのコメント：
日本人は非常に目立つため、犯罪の標的になりやすいことを意識してください。通りを歩行する際は、可能な限り人通りが少ない通りを避けるとともに、人通りの多い通りにおいても、警戒心を怠ることなく、常に周囲に怪しい人物や車両がいないか注意を払ってください。また、犯人の追跡や犯人に抵抗することにより金品を奪われるだけでなく、思わぬ大怪我を負ったり、命を危険にさらすこともありますので、特に本件のようなお子様を連れている場合は不用心に抵抗することは避けてください。
貴重品が入っているバック、ポーチ等は、定期的に開閉状況を確認するとともに、身体の前で抱え込むように保持するなど、周囲に注意を払ってください。また、スマートフォンを含め、財布や旅券等の貴重品に関しては、被害を最小限におさえるため貴重品を分散する等の工夫も重要です。多くのケースは後方からの不意な襲撃であるため、スマートフォン等を操作する際は立ち止まって壁を背にする等の対策を実施して下さい。
【在留届について】
海外渡航前には万一に備え、家族や友人、職場等に日程や渡航先での連絡先を伝えておくようにしてください。3か月以上滞在する方は、緊急事態に備え必ず「在留届」を提出してください。
また、「在留届」を提出した方で帰国、移転した方は、帰国又は転出届を提出してください。
https://www.ezairyu.mofa.go.jp/RRnet/index.html
【たびレジについて】
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https://www.ezairyu.mofa.go.jp/tabireg/index.html
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【問合せ先】
在モロッコ日本国大使館領事部
TEL:+212-(0)537-63-1785
E-mail: consulaire@rb.mofa.go.jp
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