在留邦人を被害者とする強盗事件の発生と注意喚起

チュニス市において、在留邦人の男性がジョギングしていたところ、バイク利用の男二人組に暴行され、携帯電話を奪われるという強盗事件が発生しました。本件事案の概要並びに注意事項につき、下記の通りご連絡いたします。

1 事案の概要

 今月、日曜日午後1時45分頃、チュニス市ベルベデール公園をジョギング中、バイク利用のチュニジア人風の男2名(20歳前後)が進路を塞ぐように立ち止まり、小銭を要求してきたため、拒否して立ち去ろうとしたところ、今度は携帯電話を要求し、同時に被害者の顔面を殴打してきた。携帯を渡すことを拒否したところ、さらに殴打され、腹部を蹴られた。その際、犯人は落ちた携帯電話を取り上げ、さらに被害者の腰に付けていたウエストポーチを盗ろうと引っ張ったが、なかなか外れなかったため、あきらめバイクで逃走した。

2 注意事項

○ 昼夜を問わず人通りの少ない路地の通行は極力避ける。

○ 特に夜間に単独で外出することは極力避ける。外出する場合は、近い場所でもできる限り乗り物を利用する。

○ 貴重品等(特に旅券、カード類)は可能な限り持ち歩かず、バッグ等は目立たない

ようにする。

○ 特に屋外では、一つのこと(※)にとらわれることなく、常に周囲の状況に注意を払う。

※買い物、携帯電話の操作及び通話、タクシー探し、目的地等場所の検索、歩行中の会話等

 ○ 見通しの悪い場所や閉鎖的な空間への移動時(建物出入り時、駐車場出入り時、車の乗降時、見通しの悪い道路走行中、普段行き来している場所であってもドアの開閉時やエレベーターの乗降時等)は特に周囲の状況を把握し、身の安全を確認した後、行動する。

 ○ 万が一、類似の事件に遭遇した場合は、抵抗せず、身の安全を最優先する。

本件は、生命、身体に関わる重大事件に発展するおそれのあった事例です。

在留邦人の皆様にあっては、くれぐれもご注意頂きますよう、よろしくお願い致します。

2023年1月23日

チュニジア日本国大使館

9, Rue Apollo XI, Cite Mahrajene, 1082 Tunis, TUNISIE

電話:+216-71-791-251/ 792-363/ 793-417