狂犬病感染に対する注意喚起

●バリ州クタのレギャン地区において、外国人観光客2人を含む合計4人が狂犬病陽性の犬に咬まれた事案の発生を州政府機関が公表しました。

●野良犬や様子のおかしい犬(猫、猿等の動物も含む)には不用意に近づくことなく、万一咬まれた場合には、傷口を流水等で十分に洗浄し、医療機関を受診してください。

1 昨年12月、バリ州バドゥン県クタのレギャン地区(Jl. Werkudara付近)において、外国人観光客2人及びインドネシア人2人が犬に咬まれ、その犬を検査したところ狂犬病陽性であった旨州政府機関が公表しました。本件は1月19日のバリ州議会において公表されたものです。

2 特に、バリ州では、街中等で野良犬や放し飼いの犬を多く見かけますが、不用意に近づいたり触ろうとしないように注意してください。警戒心の強い犬の中には、近づくだけで人間を威嚇したり咬みつこうとする犬もいます。また、犬はその習性上、逃げるものを追いかけたり、咬みつこうとすることもありますので、犬から遠ざかる際には急に走り出す等の急激な動きは行わず、落ち着いて遠ざかるようにしてください。

3 狂犬病ウイルスのキャリアは犬に限られたものではありません。犬以外にも、猫や猿、コウモリ等の動物もそのキャリアとなり得ます。バリ州の観光地では、犬以外にも猫や猿等の動物を見かけることがありますが、それらについても不用意に近づかないように注意してください。屋外を徒歩で移動する際は、野良犬などの動物には十分注意し、猫や猿などの動物にも安易に手を出さないようにしてください。

4 厚生労働省検疫によれば、狂犬病はウイルスを持つ犬・猿等の動物に噛まれることにより唾液感染するもので、発熱、頭痛、倦怠感、筋肉痛、疲労感といった風邪のような症状ではじまり、咬まれた部位の痛みや知覚異常を伴います。興奮や不安状態、錯乱・幻覚、攻撃的状態、水を怖がるなどの脳炎症状を呈し、最終的には昏睡から呼吸停止で死亡します。人が発症した場合にはほぼ100%死亡します。

5 万一、犬や猫・猿等の様子がおかしい動物に咬まれた場合には、曝露後予防措置(直ちに傷口を絞り出すように流水で十分に洗浄して、医療機関を受診してください。また、接触状況によって処置が異なりますので、自己判断せずに、医療機関で相談してください。

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