非常事態宣言の拡大(チンボラソ県、トゥングラウア県、コトパクシ県、ピチンチャ県、パスタサ件及びインバブラ県)

1 6月20日夜、ラッソ大統領は、6月17日にコトパクシ県、ピチンチャ県及びインバブラ県を対象として発令された非常事態宣言を取り消し、新たに6県(チンボラソ県、トゥングラウア県、コトパクシ県、ピチンチャ県、パスタサ件及びインバブラ県)を対象とする30日間の非常事態宣言を発令しました。新たな非常事態宣言は、17日に発出されたものと概ね同じ内容となっており、対象地域が拡大された点が主な変更点となっておりますが、概要は次のとおりです。在留邦人の皆様におかれては、引き続き、ご自身の身の安全確保にご注意いただけるようお願いします。

2 非常事態宣言の概要

(1)市民の安全、国の経済にとって死活的に重要な戦略的セクターが正常に機能することが脅かしている暴力的な抗議活動に鑑み、チンボラソ県、トゥングラウア県、コトパクシ県、ピチンチャ県、パスタサ件及びインバブラ県を対象として、30日間の期間、非常事態宣言を発出する。

(2)市民としての権利及び自由に大きな影響が及んでいるキト都市圏を非常事態宣言の発令期間は安全地帯とし、国軍を派遣し、同地域における安全を確保する。また、そのほかの上記6県における地域においても、公共秩序を維持するため、各公共機関、国軍、警察がそれぞれの権限に応じて、暴力の防止、自由な移動、経済活動の実施確保に努めるものとする。地方自治体も当該活動を適切にサポートする。

(3)上記6県においては、集合の自由の権利が制限され、またキト都市圏においては、夜10時から翌朝5時まで、外出禁止とする(保健衛生、警察・治安関係者等はその例外とする)。なお、暴力を伴わない平和的なデモや集会の権利は保証される。

【参考】大統領令No.459(2022年6月20日)

https://www.comunicacion.gob.ec/decreto-ejecutivo-n-459/ 

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