ベネズエラでのサル痘感染者の確認

◎6月12日、ベネズエラ保健省は、ベネズエラで初めてサル痘の輸入感染症例が確認されたと発表しました。

◎WHO及び各国政府の発表によれば、現在31か国で感染が確認されており、今後、更なる感染拡大の可能性も否定できませんので、感染予防に御留意ください。

1 ベネズエラ保健省の発表(概要)

(1)マイケティア・シモン・ボリバル国際空港における検疫にて、サル痘の疑いがある最初の患者が確認された。

(2)スペインのマドリードから入国したこの患者は、バルセロナで2人の感染者と接触していた。患者は直ちに隔離され、検査の結果、陽性と判定された。現在、健康状態は安定している。

(3)ベネズエラ保健省は、検疫体制を確立するため、現在、スクリーニングを実施している。

2 サル痘について

(1) 概要

サル痘はリスなどのげっ歯類が自然宿主として考えられ、天然痘同様の症状を伴う急性発疹性疾患です。2022年5月以降、従前のサル痘流行国への海外渡航歴のないサル痘患者が欧州、米国、中南米等で報告されています。

(2)症状

潜伏期間は5〜21日(通常は6〜13日)、致死率は数%〜10%と報告されています。初期症状は、発熱、悪寒、背中の痛み、筋肉痛、リンパ節の腫れ等であり、発熱後1〜3日で特徴的な発疹が顔や四肢に現れ、口の中や性器、目にも発疹が現れることがあります。

(3)予防法

症状のある者やサル痘を有する可能性のあるリスなどのげっ歯類等のほ乳類との接触を避け、石けんやアルコールベースの消毒剤を使用した手指衛生を行うことが推奨されています。

(4)治療

対症療法。

【参考】

厚生労働省ホームページ(サル痘について)

https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou19/monkeypox_00001.html

●外務省ホームページ(サル痘の発生状況(サル痘を風土病としない複数国での発生)(その5))

https://www.anzen.mofa.go.jp/info/pcwideareaspecificinfo_2022C053.html

●WHOホームページ(Disease Outbreak New)

https://www.who.int/emergencies/disease-outbreak-news

【問い合わせ先】

ベネズエラ日本国大使館

電話:(+58)-212-262-3435

FAX:(+58)-212-262-3484

領事班メールアドレス: consul@cr.mofa.go.jp

ホームページ: http://www.ve.emb-japan.go.jp

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