モンゴルに対する感染症危険情報の引き下げについて

 新型コロナウイルス感染症の世界的な感染状況は、依然として、警戒が必要な状況が続いています。しかし、各国・地域の状況はそれぞれ異なるものの、世界全体の傾向としては新規感染者数・死亡者数は減少傾向にあり、ワクチン接種が進展してきている国々を中心に、死亡・重症化リスクの低下が見られ、水際や国内における規制の緩和も進んでいます。

 こうした傾向を踏まえ、各国・地域における新規感染者数、ワクチン接種状況、感染症対策・医療体制、各種施策の状況等、各国・地域の実情を総合的に勘案した上で、今般、モンゴルを含む162か国・地域に対する外務省の感染症危険情報が、レベル3の「渡航中止勧告渡航は止めてください)」からレベル2の「不要不急の渡航はやめてください」に変更されました。

【当館からのお願い】

1 感染防止対策の継続

 モンゴル保健省の発表によれば、PCR検査で判明した新規感染者数は減少傾向にあり、3月中旬以降、一日当たりの新規感染者数が概ね100人前後で推移しています。一方、モンゴルの人口が日本の約40分の1であるほか、簡易抗原検査などPCR検査以外の検査で陽性が判明した者も少なくないと言われていることを踏まえれば、今後も感染防止対策をしっかりと講じる必要があります。

 具体的には、定期的に手指を消毒する、外出する際は必ずマスクを着用する、外出から戻った際は手洗い、うがいを行う等の対策を確実に講じてくださいますよう重ねてお願い申し上げます。

2 緊急移送に対応した海外旅行傷害保険への加入検討

 当地で急病にかかったり、交通事故等で重傷を負った場合、または、新型コロナウイルス感染症に罹患した後、重症化した場合など、モンゴル国内での治療が困難と判断される場合には、日本への緊急移送を検討する必要があります。日本への緊急移送には、通常、数百万〜数千万円の費用がかかります。

 今後、真にやむを得ない事情により、モンゴルへ渡航せざるを得ない方がいらっしゃれば、渡航前にモンゴルからの緊急移送に対応した海外旅行傷害保険に加入しておくことを強くお勧めします。

3 体調不良の場合はお早めにご相談ください。

 特に、37.5度以上の発熱や咳が2〜3日以上続くなど、新型コロナウイルス感染症への罹患が疑われる場合は速やかに当館までご相談ください。医務官等が皆様の症状を確認させていただきます。

 また、周囲に体調不良を訴えている日本人を把握された方は、お手数ですが当館までご一報ください。

4 在留届の提出

 旅券法第16条に基づき、外国に住所又は居所を定めて3か月以上滞在する日本人には、その住所や居所を管轄する日本の大使館又は総領事館に在留届を提出する義務があります。 (現時点で3か月以上滞在するかどうか未定の日本人の方につきましても、その旨明記の上、在留届を提出頂ければ幸いです。)

 提出された在留届の情報は、在留邦人の皆様が、新型コロナウイルス感染症などの疾病に罹患してしまった場合や事件・事故、災害等に巻き込まれた場合に、大使館が迅速に支援を行うために活用されます。

 在留届が未提出の状態ですと大使館が迅速に支援を行えない場合もあります。もし、周囲に在留届を提出されていない方がいらっしゃれば、速やかに提出するようご案内願います。

 在留届はオンラインで提出できます。

 https://www.ezairyu.mofa.go.jp/RRnet/index.html