フィジー国内での新型コロナウイルスの市中感染例に関する続報143

 9月3日、フィジー保健・医療サービス省は新たに253件の新規感染例を確認したと発表しました。ポイントは以下のとおりです。邦人の皆様におかれましては、フィジー政府の推奨する感染予防策の実施を徹底すると共に、新たな制限等の発表にご注意ください。

 邦人が多く在留する西部地区で新規感染者が急増しており、フィジー国内の医療体制もひっ迫しております。在留邦人の皆様におかれましては、健康状態、年齢、基礎疾患の有無、海外旅行保険の保障内容、ワクチン接種、フィジーの医療体制、帰国便の状況等を勘案の上、帰国を含めた対応を検討願います。

 8月13日、外務省はフィジーに対する感染症危険情報をレベル3に引き上げました。フィジーへの渡航はどのような目的であれ止めてください。

保健省発表:

https://www.health.gov.fj/03-09-2021/

フィジーに対する感染症危険情報のレベル3への引き上げ:

https://www.fj.emb-japan.go.jp/itpr_ja/infection_advisory3.html

COVID-19無料電話ヘルプライン:158

1 新たな感染例:253件(西部地区:163件、中部地区:59件、東部地区(カンダブ島):31件)

新規感染例等の内訳:

http://bit.ly/3vE2ZBb

2 新たな死者数:3件(西部地区:2件、中部地区:1件)

  ワクチン接種状況(未接種:3件)

  COVID-19以外による新たな陽性者死者数:2件

3 入院者数:221人

   ラウトカ病院:98人

   FEMAT野外病院:18人

   CWM病院、セント・ジャイルズ及びマコイ:105人

  重症者数:16人

  危篤者数:10人

4 フィジー国内感染状況等

 累計感染者数:47,509件

 現在の陽性者数:16,352件(中部地区:5,021件、西部地区:11,025件、北部地区:5件、東部地区:301件)

 累計回復者数:30,332件(前日比163件増)

 累計死者数:508件

 COVID-19以外による陽性者累計死者数:317件

5 ワクチン接種状況

 初回接種:565,239人(接種対象の96.4%)

 2回目接種:291,647人(接種対象の49.7%)

6 重度のCOVID-19症状を発症する可能性のある高リスク者のみを検査対象とする7月21日に発表されたスバ-ナウソリ地域での検査方針の変更から来る影響により、同地区での日々の新規感染例の件数が減少しています。この減少は、同地域における感染拡大が収束していることを意味しません。保健省は、スバ-ナウソリ地域での感染状況を監視するために、検査陽性率、入院者数、死亡者数などの他の指標を注意深く監視しています。

 Malolo島では監視と検査が続けられています。Solevu村で2人の子供を含む3人の新しい陽性者が確認され、感染者の合計は37件となりました。

 保健省の対応班が、Naviti島のSomosomo、Gunu、Nasoqo、Kese及びMua-i-raの各村を訪問し、監視と検査を行いました。合計204人の検体を採取し、現在までに11名の陽性者が確認されています。

 Kadavu島の村や集落でも監視と検査が続けられています。島内でのコミュニティ感染が明らかになっており、感染者数はさらに増加し、重症化や死亡のリスクも高まることが予想されます。

 Namara Tiri封じ込め地区では新たな感染例は確認されませんでした。同封じ込め地区及びLabasa町全体での移動制限は引き続き有効です。

7 重度のCOVID-19感染者が自宅で死亡したり、病状が進行してから医療施設を受診したりしています。重度のCOVID-19は医療上の緊急事態であり、適切な治療の遅れは、回復の機会を減少させることとなります。

 50歳以上である、糖尿病、高血圧、心臓病、肝臓病などの非感染性疾患または慢性疾患を有している、肥満である、あるいは妊娠している方は、重度のCOVID-19となるより高いリスクを有しています。

 重い疾病となる高いリスクを持ち、かつ咳、鼻水、熱、喉の痛み、体の痛み、頭痛、味覚や臭覚の喪失などのCOVID-19の症状がある方は、最寄りのスクリーニングクリニックで診察及び検査を受けてください。

 COVID-19の重度の症状には次のものがあります。

・呼吸困難

・胸部の持続的な痛み、または圧迫感

・数日続く激しい頭痛

意識障害(new confusion)、傾眠傾向(inability to wake or stay awake)

・チアノーゼ症状(皮膚、唇または爪床が、青白く、灰色にまたは青くなる)

8 スバ-ナウソリ地域で重度のCOVID-19患者を受け入れる特別な施設を設置しています。同地域内の住人で上記の重度のCOVID-19の症状が見られた場合は、直ちに以下の医療施設にて受診してください。

・CWM病院

・FEMAT病院、Vodafone Arena

 ナウソリ在住で重度の症状が見られる方は以下の施設にて受診してください。

・Nausori Health Centre

・Wainibokasi病院

 西部地区においてCOVID-19の症状がある場合は最寄りの医療施設に受診してください。

9 保健・医療サービス省は、よりCOVIDセーフな環境に適応するために、医療サービスの提供方法を再構築しており、特別外来患者クリニック(SOPDクリニック)では、遠隔医療とバーチャルコンサルテーションを提供するデジタルプラットフォームの使用ををすでに開始しています。このプラットフォームを使って、患者さんに電話をかけ、電話相談を行い、処方薬を提供しています。

※過去の領事メールは以下より確認できます。

https://www.anzen.mofa.go.jp/od/ryojiMail.html?countryCd=0679

※ このメールは、在留届にて届けられたメールアドレス、「たびレジ」に登録されたメールアドレス登録者に自動的に配信されております。周りの方で、本メールを受け取られていない日本人の方がいましたら、在留邦人(3ヶ月以上ご滞在)の方は「在留届」に、短期滞在の方は「たびレジ」にご登録いただくよう、ご紹介ください。

(在留届)

https://www.ezairyu.mofa.go.jp/RRnet/index.html

(たびレジ(変更及び解除含む))

https://www.ezairyu.mofa.go.jp/tabireg/index.html

※「在留届」の変更及び、「帰国届」の提出は以下のURLから手続きをお願いいたします。

https://www.ezairyu.mofa.go.jp/RRnet/residencereport/login

在フィジー日本国大使館(領事・警備班)

住 所:(G.P.O. Box 13045)Level 2, BSP Life Centre, Thomson Street, Suva, Fiji

電 話:(679)330-4633(開館時間(8:30〜16:30)以外は外部オペレータによる対応)

メール: ryoji.fiji@fj.mofa.go.jp

ホームページ: http://www.fj.emb-japan.go.jp/itprtop_ja/index.html

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