リトアニア国内における新型コロナウイルス感染者等の状況（8月4日）

１　リトアニア国内における感染者等（8月3日）

新規感染者：計503名（先週27日：337名）

累計感染者：計284,191名

3日付死亡者：計2名（先週27日：０名）

累計死亡者：計4,422名（先週比：+17名）

注意：感染者数等は政府公式HP等で発表されたものですが、後に変更されることもあります。

２　報道内容

・ドゥルキース保健大臣は3日，2か月振りにワクチン接種希望者が増加傾向にあることは喜ばしいことだと述べる一方，ここ1週間で入院患者が大きく増加していることに懸念を表し，4日の政府会議で新たな感染対策を協議する必要があると述べました。大臣によると，今週末には入院患者は250人に達する見込みです。

・リトアニア政府は3日，感染状況に関して，下記のとおり発表を行いました。

（１）7月の第2週以降，国内ではデルタ株が主流となっており，現在，陽性者の約95％がデルタ株に感染している。ここ最近の感染者数の急増は，デルタ株の流行が原因です。

（２）クライペダ及びビリニュスでは入院患者が大幅に増えています。

（３）本年6月1日以降に入院し，死亡した患者のうち，96％がワクチンを接種していませんでした。

（４）昨年の秋冬は50歳以下の感染者数は全体の約半数であったのに対し，現在はこの年代の感染者数が全体の80％を占めています。

（５）抗体獲得率の低い年代ほど，感染者数が多いです。

・国立社会保健センターは3日，クラスターの発生状況に関して，1週間でクラスター数がほぼ倍増したと発表した。主に，食品産業、製造業での増加が目立った。夏休みが終わり，秋になると出勤者の増加に伴い人と人との接触の場も増えるので、感染がさらに拡大する恐れがあるとして，ワクチン接種を受けていない人は早急に接種するよう推奨している。

・8月4日付，過去2週間のリトアニアの10万人あたりの感染者数は146.3人(先週80.4人)です。

３　感染が疑われる場合のリトアニア国内の連絡先等について

【新型コロナ相談窓口】（1808）

在留邦人・旅行者の皆様に発熱と呼吸器系の症状が続くなど，新型コロナウイルスの感染が疑われる場合

ア　コロナ相談窓口（午前8時から午後8時，英語可能）「1808」に電話をして状況を説明する。

イ　指示により病院に行く必要がある場合には，バスやタクシーの使用は出来ず，自家用車で行く必要がありますが，自家用車が無い場合には，自治体が搬送することが義務づけられています。指示に従ってください。

ウ　検査後は，検査結果が出るまで自主隔離となります。陽性で，入院の必要があると判断される場合には，救急車が来ます。

上記のようなドライブスルー検査を行っております。

詳しくは，

「こちら（https://www.lt.emb-japan.go.jp/itpr_ja/11_000001_00030.html）」

をご覧ください。

ドライブスルー検査以外にも，有料ではありますが，私設のクリニックで検査を受けることもできます。なお，リトアニア国内では，日本語で受診できる病院はありません。