「新型コロナウイルス関連情報」（その51：非常事態宣言の継続）

●東ティモール国内での新型コロナウイルスの累計感染者は、７月２９日までの発表で、現在まで１０，６９５人となっています。また、当局は変異株（デルタ株）の症例確認を発表しています。

●東ティモール政府は、２８日の閣議において、非常事態宣言を更に３０日間継続することを決定しました。継続の期間は、８月１日０時００分から８月３０日２３時５９分までです。また、東ティモール政府は、変異株（デルタ株）への警戒を更に強めています。

●日本への帰国を予定（検討）されている在留邦人の方は、最新の日本の水際対策等を必ずご確認ください。

（１）東ティモール国内での新型コロナウイルスの累計感染者は、７月２９日までの発表で、現在まで１０，６９５人となっています。エルメラ県ではここ数日、新規感染者数が多い状態（２８日：１２３人、２９日：１１２人）となっていますが、ワクチン接種が進む中、ディリ県での新規感染者数は引き続き低い水準で推移しています。

（２）統合危機管理センター（CIGC）は７月２３日の記者会見で、オーストラリア（メルボルン）に送付した陽性３００例のうち、変異株（デルタ株）4例が検出された旨発表しています（何れも、６月２６日及び７月８日に入国した東ティモール人より検出）。

○在東ティモール日本国大使館ホームページ

　http://www.timor-leste.emb-japan.go.jp

○東ティモール保健省フェイスブック

　https://web.facebook.com/MinisteriodaSaudeTL/

２　ディリにおける非常事態宣言の継続

（１）東ティモール政府は、２８日の閣議において、非常事態宣言を更に３０日継続することを決定しました。継続の期間は、８月１日０時００分から８月３０日２３時５９分までです。

（２）東ティモール政府は、隣国インドネシア国内での変異株（デルタ株）の感染状況を踏まえ、インドネシアとの陸上国境（東ヌサ・トゥンガラ州との国境）の封鎖（８月１日まで）や、不法入国者に対し罰金を科すなど国境警備の強化を行うともに、デルタ株に対する不安の高まりを背景に更なる警戒を強めています。

（３）また、ディリ県における「Sanitary Fence」の措置も８月１２日午後１１時５９分まで継続することを決定しています。COVID-１９に対する完全なワクチン接種（２回接種）を証明できる個人、およびそれらに同行する６歳未満の子供以外の者に対して移動の制限が課されていますので引き続き注意してください。

（４）非常事態宣言下での措置は更に継続することとなりますので、在留邦人の皆様におかれては、ワクチン接種の完了をもって、感染防止対策をおろそかにすることのないよう、マスクの着用、手指の洗浄の励行、ソーシャルディスタンスの確保等、引き続き新型コロナウイルス感染対策を励行してください。

３　日本への帰国を予定（検討）されている在留邦人の方は、最新の日本の水際対策等を必ずご確認ください。

（１）日本の入国手続きにおいては、出国前７２時間以内の出国前検査（検査証明書）の提出やスマートフォンの携行、必要なアプリの登録等、入国者に対し様々な措置がなされています。各措置内容は更新（所定フォームやアプリの変更等を含む）される場合がありますので、日本への帰国を予定（検討）されている在留邦人の方におかれては、以下の厚生労働省のホームページをご確認いただき、常に最新の情報を入手してください。

また、経由地の空港でのトランジット手続きにおいても、日本の水際対策に関連する各書類の提示を求められる場合がありますので留意してください。

○厚生労働省ホームページ（水際対策に係る新たな措置について）

https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000121431_00209.html

（２）クアラルンプール国際空港（KLIA）での乗り継ぎについて

　クアラルンプール国際空港（KLIA）での乗り継ぎ（トランジット）に伴う滞在時間は、最大２４時間以内との情報があります。日本便を手配する際は十分に注意してください。

　必要に応じ、チケットの手配先等に直接お問い合わせください。

（参考）

・在東ティモール・マレーシア大使館フェイスブック

　https://www.facebook.com/malawakildili/

・Ａｉｒ　Ｔｉｍｏｒ　フェイスブック

　https://www.facebook.com/AirTimor.ManagedByNITA/?ref=py_c

○外務省ホームページ（新型コロナウイルス感染症に関する水際対策の強化に係る措置について）