マリ全土:誘拐に対する注意喚起

マリでは、外国人誘拐の高い脅威が常に存在します。やむを得ずマリに渡航・滞在する場合、滞在地は厳に首都バマコに限った上で、適切な安全対策を講じて下さい。

マリ北部ガオ州において4月8日より行方不明となっていたフランス人ジャーナリストが、イスラム過激派「イスラムムスリムの支援団(JNIM)」により誘拐されていたことが明らかになったと、当地各報道機関またフランス国際ラジオRFIが、5月5日、報じています。(同報道は、このジャーナリスト本人が「自分はJNIMに誘拐された。」と語る動画が5月4日以降SNSで流れていることが、誘拐断定の根拠であるとしています。)

マリでは、昨年10月には、2016年に北部で誘拐されたスイス人女性が殺害されており、「JNIM」の犯行とされています。また、マリの隣国であるブルキナファソでも、去る4月、スペイン人2名とアイルランド人1名他がテロリストにより襲撃され行方不明になったばかりです。

マリそして近隣においては、外国人をターゲットとした誘拐さらにはそれに続く殺害の高い脅威が常に存在すると言わなければなりません。

 

やむを得ずマリに渡航・滞在される方は、滞在地は厳に首都バマコに限り、その上で以下の諸点にくれぐれもご注意ください。

(1)渡航中の連絡先や日程を、予め家族等に伝えておく。

(2)最新の関連情報の入手に努める。(「たびレジ」の登録を行う。)

(3)首都バマコの外は全て高危険度地(※外務省海外安全情報「レベル4」・「レベル3」)であり、首都バマコの外への立ち入り・移動は厳に行わない。

(4)首都バマコにおいても、以下のような注意を怠らない。

 (ア)移動には徒歩は避け自動車を用いることはもちろん、必ず身元の確かな

運転者を用いる。

 (イ)車両や自宅の戸締まりを確実に行う。

 (ウ)外国人は特に狙われやすいので、目立つ服装・行動を慎む。

 (エ)不穏な雰囲気や不審な人物等を察知した場合には速やかにその場を離れ

る。

なお、万一、不測の事態に遭われた際には、警察及び当館までご連絡下さい。

(現地大使館連絡先)

○在マリ日本国大使館

住所:Avenue du Mali、devant le Ministere de l’Economie et des Finances、 Hamdallaye ACI2000、 Bamako Mali

  電話(市外局番なし)4497-9220

  国外からは(国番号:223)4497-9220

  FAX:(市外局番なし)4490-4947

  国外からは(国番号:223)4490-4947

  緊急携帯電話(夜間、休館日):(市外局番なし)6675-3326

  国外からは(国番号:223)6675-3326

  ホームページ:http://www.ml.emb-japan.go.jp/j/index.html

Ambassade du Japon au Mali