新型コロナウイルス感染症の感染拡大防止のための国際航空便標準運用要領(SOPs)の変更及び、国際線到着便の減便に関する注意喚起

【ポイント】

○5月1日、パキスタン航空当局は、5月5日午前0時より、新型コロナウイルス感染拡大防止のための標準運用要領(SOPs)の変更を発表しました。これにより、パキスタンに入国する航空便の全ての搭乗客は出発前72時間前のRT-PCR検査が必要となります。また、「カテゴリーC」に該当する国からの入国は国家指揮統合運用センター(NCOC)が規定する特例を除き入国禁止となっています。

パキスタンに到着した全ての搭乗客は、空港到着時に抗原検査が実施されます。到着検査で陰性となった場合は、10日間の自主隔離が義務づけられています。同検査で、陽性となった場合は、空港所在の州政府施設が指定する隔離施設に該当者の自己負担により収容され、8日後に再検査となり、検査結果が陰性となるまで当局の指示に従う必要があります。

○5月1日、パキスタン政府は、上記と併せて、パキスタンに到着する国際線の8割削減を発表し、同日付で航空情報(NOTAM)を発出しました。減便に関する詳細は、ご利用予定の航空会社・旅行代理店等にお問い合わせください。

【本 文】

1 5月1日、パキスタン航空当局は、5月5日午前0時より、新型コロナウイルス感染症の感染拡大防止のための標準運用要領(SOPs)の変更を発表しました。これにより、パキスタンに入国する航空便の全ての搭乗客は出発前72時間前のRT-PCR検査(*1)が必要となります。また、「カテゴリーC」(*2)に該当する国からの入国は国家指揮統合運用センター(NCOC)が規定する特例を除き入国禁止となっています。

*1:RT-PCR検査に用いる検体採取部位の指定はございませんが、当国の検査ガイドラインに準じて鼻咽頭ぬぐい液(Nasopharyngeal Swab)を用いた検査が推奨されます。

*2:「カテゴリーC」に指定された23か国(5月5日以降)

ボツワナ、ブラジル、チリ、コロンビア、コモロエスワティニ、ガーナ、インド、ケニヤ、レソト、マラウィ、モザンビーク、ペルー、ルワンダセイシェルソマリア南アフリカ、スリナメ、タンザニアウルグアイベネズエラザンビアジンバブエ

2 また、パキスタンに到着した全ての搭乗客は、空港到着時に抗原検査が実施されます。到着検査で陰性となった場合は、10日間の自主隔離が義務づけられています。同検査で、陽性となった場合は、空港所在の州政府施設が指定する隔離施設に該当者の自己負担により収容され、8日後に再検査となり、検査結果が陰性となるまで当局の指示に従う必要があります。

参考:パキスタン航空当局SOPs(2021年5月1日現在)

http://www.pakembparis.com/wp-content/uploads/2021/05/SOPs-for-International-Passengers-Arriving-in-Pakistan-As-of-1st-May-2021.pdf

3 なお、パキスタン航空当局によれば、引き続き全ての渡航者に対して、スマートフォンアプリ「Pass Track」を通じ、到着48時間前までの情報登録を行うことが義務付けられており、各航空会社は渡航者がチェックインする時に、アプリ上で登録が完了していることを確認するか、またはアプリでの登録後に出力し印刷した写しを確認することが義務づけられています。

 スマートフォンを持っていない方向けに「Pass Track」のウェブ版(https://passtrack.nitb.gov.pk )も開設されています。ウェブ版利用の際は情報登録後に、印刷の上、チェックインの際に紙の写しを提示する必要がありますのでご注意ください。

 12歳未満の子供や障がいをお持ちの方は搭乗前のPCR検査及び「Pass Track」への登録が免除されます。

 このほか、全ての渡航者に対して現在行われている到着時の健康申告の提出・検温スクリーニングは継続されます。発熱又は何らかの症状が認められた乗客については、到着後48時間以内にPCR検査結果の提出が求められるなど、保健当局からの指示に従うことになります。その後、受けた検査結果が陽性であれば、当事者及びその濃厚接触者は自主隔離等の措置に従うこととなります。

4 5月1日、パキスタン政府は、上記と併せて、パキスタンに到着する国際線の8割削減を発表し、同日付で航空情報(NOTAM)を発出しました。減便は5月5日午前0時から同20日午前0時までとなっております。運航便に関する詳細は、ご利用予定の航空会社・旅行代理店等にお問い合わせください。

5 なお、外務省広域情報など当地で安全に滞在するための参考となる情報が以下のウェブサイトに掲載されておりますので、そちらも併せてご確認ください。

○ 当館「安全情報配信用ツイッター

https://twitter.com/CGJapanKRC_SFT

○ 当館ウェブサイト

http://www.kr.pk.emb-japan.go.jp/j/

○ 外務省海外安全情報ウェブサイト(パキスタン

https://www.anzen.mofa.go.jp/info/pcinfectionspothazardinfo_011.html#ad-image-0

○ 緊急時の連絡先

在カラチ日本国総領事館 電話(+92-21)3522-0800~11

【問い合わせ先】

在カラチ日本国総領事舘

電話:021-3522-0800~11 FAX:021-3522-0820

メール:japan.consulate.karachi@kr.mofa.go.jp