●３月２７日及び同２８日、ノルウェー政府は、予防自主隔離に関する全国的措置の導入並びにノルウェー入国時におけるコロナ検査及び自主隔離用ホテルに関する規則を厳格化するとするプレスリリースを発出しました。その概要は以下のとおりです。（当館注：自主隔離を行う必要がある者とは、感染者と濃厚接触のあった者。予防自主隔離を行う必要がある者は、自主隔離にある者と住居を共にする者）。
１ 予防自主隔離に関する全国的措置の導入
（１）ホイエ保健介護大臣は、「予防自主隔離推奨措置は、自治体及び行政区によってばらばらであった。この推奨措置をより明確に理解しやすくすることを目的に、今般、ノルウェー政府は全国的措置を導入することとする。」と述べた。
（２）３月２９日から、Covid-19規則に従い、生計を共にする自主隔離中の者と住居を共有している者は、予防自主隔離をすることになる。
（３）以下のいずれかの場合に予防自主隔離は終了する。
ア 生計を共にする自主隔離中の者が、新型コロナ検査で陰性となった場合。
イ 濃厚接触者が自主隔離期間を終えた場合。
ウ 生計を共にする家族が感染発症者と最後の濃厚接触をした日から早くて丸３日後に、予防自主隔離者が受検したＰＣＲ検査の結果が陰性であった場合。
（４）予防自主隔離措置が適用されない場合は以下のとおり。
ア 最近６ヶ月間にCovid-19に感染したことを承認された検査方法で証明することができる場合。その場合、ノルウェー保健当局発行の証明書が必要。
イ 新型コロナワクチンを接種済の者又は生計を共にする自主隔離中の者が新型コロナワクチンを接種済の場合。第１回目のワクチン接種から３週間を経た者がワクチン接種済対象者と見なされる。この例外は、ワクチン接種後６ヶ月間有効。
（５）詳しくは、以下の３月２７日付保健介護省プレスリリースをご参照ください。
https://www.regjeringen.no/no/aktuelt/innforer-nasjonale-regler-for-ventekarantene/id2842005/
２ ノルウェー入国時におけるコロナ検査及び自主隔離用ホテルに関する規則の厳格化
（１）国境検問所（注：空港等全土）にて受検結果を待つ義務
ア 他国からノルウェーに入国する者は、原則、国境にて新型コロナ検査を受けなければならない。現在、抗原簡易検査はすべての国境検問所で提供されている。４月１日から、簡易検査を受けた者は、検問所の状況に鑑みて実際に可能な限り、検査結果が得られるまで、検問所で待機しなければならない。
イ この決定に反し検問所を離れる者には、多額の罰金が科せられる。
（２）入国２４時間前（陰性）検査証明書提出の要件
ア ４月１日から、ノルウェー国籍所持者及びノルウェーに居住する外国人が、自主隔離義務の生じる地域からノルウェーへ入国する際は、国境にて新型コロナ受検（陰性）証明書を提示しなければならない。検査は、入国前２４時間以内に受けることとする。 航空機で入国する場合、最初に搭乗するフライトの出発予定時刻前２４時間以内に検査を受けることになる。
イ ノルウェー国籍所持者がこの要件を満たしていない場合、入国拒否をされることはないが、罰金が科せられる場合がある。陰性証明書提出の要件は、陰性証明書を取得することが不可能または過度に困難な場合は適用されない。
（３）自主隔離用ホテル
ア これまで、入国時にノルウェー居住者であること及び真に必要な海外渡航であったことを証明できる者は、自宅または他の適切な場所での自主隔離を許可され、自主隔離用ホテル滞在の要件から免除されていた。
イ ３月２９日の夜から、上記アのうち、別荘等の自宅以外の適当な場所で入国時の自主隔離を行う者の規則を厳格化する。 自主隔離に適した滞在場所であるためには、他人から十分な距離を保つことができなければならず、自主隔離にある者には個室、専用の浴室及び専用の台所または食事提供サービスがなければならない。
ウ 上記イが不可能な場合は、自主隔離用ホテルに滞在しなければならない。ノルウェーに共に入国し同居する配偶者、同居人、子どもは、入国時の自主隔離を同じ場所で過ごすことができる。
（５）詳しくは、以下の３月２８日付法務公安省及び保健介護省共同プレスリリースをご参照ください。
【問い合わせ先】
在ノルウェー日本国大使館 領事班
電 話： (+47)2201-2900
メール： ryouji@os.mofa.go.jp
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