当地における新型コロナウイルス感染拡大に伴い、首相府から現在の流行状況及び今後の対策等にかかる発表がありましたのでお知らせします。
【ポイント】
○ここ数週間で感染が拡大している。1週間の間に3千名以上の感染者が確認され(感染者数合計38,988名)、37名が死亡した(死者合計588名)。
○感染拡大の原因は、感染症対策が徹底されていないということと、政府の措置が遵守されていない点にある。
○昨年3月17日に発表された各種措置(50人以上の集会の禁止、テレワークの推進、会議等で互いの距離が保てない場合のネット利用、公務員等の外国出張停止、公共の場所でのマスク着用及び距離の確保等(詳細下記参照))の再徹底
【首相府発表概要】
1 これまでの感染状況等
○これまで、カメルーンでの新型コロナウイルス拡大防止を図るため様々な努力を行ってきたが、ここ数週間、感染の拡大が認められる。
○直近の1週間で3千名以上の感染者が確認され(感染者数合計38,988名)、37名の患者が死亡した(死者数合計588名)。
○感染拡大の原因は、感染症対策が徹底されていないということと、昨年3月17日に政府が講じた措置(下記参照)が遵守されていない点にある。
○実際、多くの国民は、「集会は50名以下」とした措置を遵守することなく、また、互いの距離を保つことなく公共の或いはプライベートの場で集まっている。
○また、多くの者は、全ての公共の場で着用が義務づけられているマスクをつけなくすらなっている。
○中には、新型コロナウイルスは「作り話」である、或いは、カメルーンには存在しないと言う者すらいる。
○いくつかの国で変異株が発見されている現状において、このような行いは無責任であり、感染を拡大させるだけである。
○新型コロナウイルスは疑いのない「現実」であり、私たちの近親者に被害を与え続け、既往症のある者には重大な結果をもたらすであろう。
2 今後の対策等
○国民の皆さんには、昨年3月17日に政府が講じた措置(下記参照)を今一度思い出していただきたい。とりわけ、下記措置を遵守していただきたい。
・50名以上の集会の禁止
・テレワークの推進と会議等で互いの距離が保てない場合のネット利用
・公務員等の外国出張停止
・公共の場所でのマスク着用及び距離の確保
3 ワクチンについて
○近日中に100万回分のワクチンが届く。
○ワクチン接種は希望者に対して行われる予定であり、義務ではないが、政府としては、免疫を獲得し日常を取り戻すために全ての国民に接種することを奨励する。
【参考:2020年3月17日政府策定の対策】
1 国境の閉鎖(陸海空)
貨物を除く全旅客便の停止
2 カメルーン入国ビザの発給の停止
3 私立,公立,学年,職業訓練等を問わず,全ての学校(幼稚園等含む)・教育機関の閉鎖(2020年6月1日緩和)
4 50人以上が集まる集会の禁止
5 スポーツ大会等の延期
6 18時以降,バー,レストラン,レジャー施設等の閉鎖(2020年4月30日緩和)
7 市場やショッピングセンターでの買い物客の規制
8 緊急時以外の都市内,都市間での移動規制
9 バス,タクシー,バイクタクシーなどの公共交通機関における乗員超過の禁止
10 パンデミック防止のため,医療機関,宿泊施設等が当局により必要に応じ接収される可能性
11 10名以上が集まる可能性のある会議等においてはインターネット及びデジタルツール等を使用することを推奨
12 政府要員及び公務員の外国出張の停止
13 石けんでの定期的な手洗い,握手やハグなどの接触,くしゃみをする時は口を塞ぐといったWHOが推奨する対策の実施
新型コロナウイルスにかかる各種照会、ご相談は当館領事班までご連絡ください。
在カメルーン日本国大使館 領事班
Ambassade du Japon au Cameroun
1535, Rue 1828, Bastos-Ekoudou, Yaounde, Cameroun (B. P. 6868)
Email: ryojicameroun@yd.mofa.go.jp
Cel: (237)677708915
Tel: (237) 2-2220-6202
Fax: (237) 2-2220-6203