9月9日,ジョンソン英国首相は,イングランドにおける7人以上の社会的交流を禁止する「6人ルール」を含む,英国における新型コロナウイルス対策の最新情報についてスピーチを行いました。その中で,特に一般生活に影響があると見られる内容について,以下のとおり概要をお知らせいたします。
ジョンソン英国首相の発言内容全文をご覧になりたい方は,次の英国政府HPをご参照ください。
https://www.gov.uk/government/organisations/prime-ministers-office-10-downing-street
1 新型コロナウイルス感染症への感染を防ぐための基本対策(手,顔,空間及び検査)について
(1)定期的に手を20秒間洗うこと
(2)口と鼻を覆うフェイス・カバーを着用すること
(3)2メートルの社会的距離をとる,あるいは,1メートルプラス(換気,スクリーン,フェイス・カバーなどの措置)を講じること
(4)コロナウイルスが疑われる症状がある場合は,検査を受け自己隔離を行うこと
2 「6人ルール」について
(1)9月14日(月)から,イングランドにおいては屋内外を問わず社交的な7人以上(no more than six)の集まりを禁止する「6人ルール」を導入する(当館注:これまでは異なる2つの世帯からの集まりであれば,人数の制限がなかったものが修正されることとなった)。
(2)ただし,1世帯のみの場合,あるいは,大人1人の世帯が別の1世帯と集まる場合(support bubble)は人数制限をしない。
(3)新型コロナウイルスから安全を確保した礼拝所,ジム,レストラン,ホスピタリティの場所は,6人以上の収容が可能である。ただし,その場合でも6人を超える個別のグループが存在してはならない。
(4)教育現場や職場への影響はない。また,新型コロナウイルスから安全を確保した結婚式や葬式は最大30人まで開催することができ,(当館注:ラグビーやサッカーのような)組織的なスポーツも可能である。
3 第二のロックダウンの回避について
第二の全国的なロックダウンを避けるために,10月1日から観客をスタジアムやカンファレンスセンターに戻すことを想定していた既存計画の見直しを行う。
4 ムーンショット(moonshot)計画について
現在採用されている検査では,主に陽性の人を特定し,陽性者を隔離することでハイリスクのグループを保護することができているが,近い将来には陰性の人,つまり,新型コロナウイルスに感染しておらず感染力のない人を特定する検査を開始したいと考えている。また,より簡単で迅速,かつ,拡張性のある新しいタイプの検査の開発にも取り組んでおり,ムーンショット(moon shot)と呼ぶこれらの計画は,政府,企業,公衆衛生の専門家,科学者,物流専門家など多くの人々の協力により,進行中である。
(以上)
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https://www.uk.emb-japan.go.jp/itpr_ja/Appointment.html
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