トカエフ大統領は、7月5日から8月2日までの予定で実施されている現行の検疫措置を、2週間延長するよう国家委員会に指示しました。本7月29日の大統領府発表は次のとおりです(番号は当館が付したもの)。
1 トカエフ大統領は、カザフスタン国内の疫学的状況の諸問題に関する会合を主宰した。
2 マミン首相は、トカエフ大統領に対して、本年7月5日に厳格な検疫措置が導入されて以降登録された感染件数が29パーセント低下したと報告した。感染者数は一日あたり1,500人から1,600人の水準で安定している。病院の作業負担率は43パーセント減少し、その内、集中治療室は27パーセント減少である。回復者数は約63パーセントに増加し、救急車の呼出回数は減少した。すなわち、ヘルスケア・システムの負担を示す主要な指標は低下を示すようになった。マミン首相はまた、トカエフ大統領に対し、感染率と死亡率、医療のアクセス可能性と質、住民に対するウィルス検査のレベル、集中治療室用の医薬品及び医療機器の確保といった主要な指標に関し、各地域における状況を毎日モニタリングしていると
述べた。
3 ツォイ保健大臣は、トカエフ大統領に対し、インフラ施設が疫学的状況と経済に与える影響を考慮した検疫措置の段階的緩和に向けたアプローチについて述べた。
4 トカエフ大統領は、コロナウィルス感染症の感染率及び死亡率に関する指標を更に低下させることが極めて重要である旨強調した。トカエフ大統領は、国家委員会に対し、7月に導入された制限措置の肯定的な効果をより一層得るため、カザフスタン及び近隣諸国における疫学的状況において起こりうる複雑な状況を考慮し、検疫措置を2週間延長して、その後、それを段階的に緩和するよう指示した。
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