モロッコ外務省は、7月15日(水)0時より、国外に滞在しているモロッコ人及びその家族、国外に滞在しているモロッコ在住の外国人及びその家族が、空路及び海路から条件付きでモロッコへ入国することが可能になるとともに、モロッコ滞在中の国外在住のモロッコ人及び外国人が、空路及び海路から出国することが例外的に可能となる旨を発表しました。これに関連するこれまでの発表等のまとめを更新しましたので、お知らせいたします。
モロッコにお住まいの皆様及び旅行者の皆様
1 モロッコ外務省は、7月15日(水)0時より、国外に滞在しているモロッコ人及びその家族、国外に滞在しているモロッコ在住の外国人及びその家族が、空路及び海路から条件付きでモロッコへ入国することが可能になるとともに、国外在住のモロッコ人及び外国人が、空路及び海路から出国することが例外的に可能となる旨を発表しました。これに関連するこれまでの発表等のまとめを更新しましたので、出入国の際の参考にしてください。
(1)入国対象者
ア.モロッコには観光目的での入国は認められません。
イ.モロッコ人:海外に在住する者、海外で労働する者、海外で勉強している者及びその家族(外国人がモロッコ人と結婚している場合、それを証明する必要があります。また、モロッコ国内の住所情報を提供する必要があります。)
ウ.外国人:モロッコに在住する外国人及びその家族(モロッコに居住する外国人の場合、滞在許可証「carte de sejour」が必須です。なお、衛生緊急事態発令以降にモロッコ国外へ出国し、出国中に滞在許可証が失効した者の入国は認められませんので、国境が開放されて以降、短期滞在者として入国した後に滞在許可証の取得手続きを行って下さい。)
(2)出国対象者
ア.国外在住のモロッコ人、モロッコに在住又は非在住(足止めされた旅行者等)の外国人、海外の大学に在籍するモロッコ人学生は出国することができます。
イ.モロッコ在住の外国人及び足止めされた外国人旅行者等は、特別な書類を準備することなく出国できます。
ウ.【重要】足止めされた外国人旅行者等(滞在許可証を所持していない者)は、衛生緊急事態の発令中は合法的に滞在しているものと見なされていますが、同事態の解除後は不法滞在となることから、現段階では8月10日(月)18時までに出国をしなければなりません。また、同事態が発令中に滞在許可証の期限が切れた場合、所管警察署の業務が再開されていることから速やかに更新手続きを行う必要があります。失効したまま出国しますと、同事態が発令中は再入国ができなくなります。
エ.モロッコ人男性と結婚され、父親が同伴せず母親及び子供のみでモロッコを出国される場合、父親による子供の出国許可が必要となります。
(3)出入国手段
ア.モロッコの2航空会社(モロッコ航空(Royal Air Maroc)とエアアラビア(Air Arabia))が臨時フライトスケジュールを組んでおり、航空券は全国の航空会社のホームページやコールセンター、販売代理店を通じて販売を開始しています。(機内でのマスク着用の義務、機内持ち込み荷物の制限等の注意事項は各航空会社にお問い合わせ下さい。)
(ア)モロッコ航空: https://www.royalairmaroc.com
注意事項及び運行航路: https://www.royalairmaroc.com/int/travel-conditions
モロッコ航空事務所の所在地等: https://bit.ly/3gX4PWy
(イ)エアアラビア: https://www.airarabia.com/en
Tel: 080-2000803
イ.エールフランス(Air France)より公式な発表はありませんが、複数の旅行代理店によれば、7月20日よりエールフランスの運航が再開する可能性があるという情報を得ておりますので、旅行代理店等を通じてご確認をお願いします。
ウ.フェリーにより、セート港(フランス)及びジェノバ港(イタリア)の旅客便運航が発表されてますが、現時点での船舶会社、スケジュール等の詳細は不明です。
(4)モロッコへの入国時の水際対策
ア.空路の場合、搭乗日の48時間前までに発行されたPCR検査の陰性証明書及び血清学的検査(抗体検査)の証明書
海路の場合、乗船日の48時間前までに発行されたPCR検査の陰性証明書及び血清学的検査(抗体検査)の証明書、また船上にて追加のPCR検査が行われます。
イ.通常のPCR検査、すなわち鼻腔咽頭拭い液によるPCR検査しか認めません。唾液によるPCR検査は認められません。
なお、抗体検査は、指先に小さな針を刺し、少量の血液をガラス管に採取して、調べる検査です。
ウ.検査証明書は、医療機関の発行した英語もしくは仏語の検査証明書が必要です。日本語の検査結果をご自身で翻訳して付記することは認められません。また、検査結果を携帯電話等の画面で提示することは認められず、紙で提出する必要があります。
エ.血清学的検査(抗体検査)のIgGのみが陽性の場合は既感染を示すため入国可能です。IgGとIgMが両方陽性の場合、もしくはIgMのみが陽性の場合は現在の感染を示すため、航空機に搭乗しないでください。
オ.11歳未満の小児は検査をする必要がありません。
カ.健常者はモロッコ入国後に隔離されませんが、十分に注意して生活することが求められています。
(5)モロッコからの出国時の水際対策
モロッコから出国する人は検査は不要ですが、経由地及び最終目的地の衛生対策を遵守する必要があります。
2 【当館からのお願い】モロッコの2航空会社による臨時フライト等及びフェリーでモロッコを出国された際は、氏名及び出国日を当館にお知らせ願います。
3 日本外務省は、モロッコに対する感染症危険情報をレベル3(渡航中止勧告)に維持しておりますので、ご留意願います。
https://www.anzen.mofa.go.jp/info/pcinfectionspothazardinfo_124.html#ad-image-0
4 モロッコ人家族の日本への入国に関するご相談は、下記の「外国人在留総合インフォメーションセンター」にお問い合わせ下さい。
電話:0570−013904(IP,PHS,海外:03−5796−7112)
メールアドレス:info-tokyo@i.moj.go.jp
URL(日本語):http://www.immi-moj.go.jp/info/index.html
(英語) :http://www.immi-moj.go.jp/english/info/index.html
5 モロッコを出国し、日本に入国される場合には、以下の情報も予めご確認をお願いします。
(1)厚生労働省 水際対策の抜本的強化に関するQ&A
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/covid19_qa_kanrenkigyou_00001.html
(2)厚生労働省 帰国されたお客様へ(7月1日)
https://www.mhlw.go.jp/content/10900000/000645427.pdf
6 モロッコ政府より新たな発表がなされるまで現行のモロッコの感染拡散防止対策を徹底して遵守していただき、報道等により最新の情報の入手に努められるとともに、こまめに手洗い・うがいを行い、人混みは避けるなど、感染予防対策に十分に努めてください。特に、外出先からの帰宅時や調理の前後、食事前などに石けんやアルコールジェルなどで手洗いを励行しましょう。
7 これまでに当館からお知らせした新型コロナウイルス関連情報に係る領事メールは、当館ホームページにてご覧いただけます。
在モロッコ日本国大使館ホームページ
http://www.ma.emb-japan.go.jp/itprtop_ja/index.html
(参考)
ニュースサイト「Le360」
https://m.le360.ma/covidmaroc/
※オレンジ:現感染者数、赤:陽性数、緑:治癒数、グレー:死亡者数
厚生労働省ホームページ
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000164708_00001.html
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/dengue_fever_qa_00001.html
https://www.mhlw.go.jp/content/10900000/000599643.pdf
https://www.mhlw.go.jp/content/10900000/000593493.pdf
外務省海外安全ホームページ
海外渡航前には万一に備え、家族や友人、職場等に日程や渡航先での連絡先を伝えておくようにしてください。3か月以上滞在する方は、緊急事態に備え必ず在留届を提出してください。
(http://www.mofa.go.jp/mofaj/toko/todoke/zairyu/index.html )
また、3か月未満の旅行や出張などの際には、海外滞在中も安全に関する情報を随時受けとれるよう、「たびレジ」に登録してください。
(詳細はhttps://www.ezairyu.mofa.go.jp/tabireg/# 参照)
このメールは、在留届にて届けられたメールアドレス及び「たびレジ」に登録されたメールアドレスに自動的に配信されております。
【問い合わせ先】
在モロッコ日本国大使館領事部
TEL:+212-(0)537-63-1782〜4
※領事部直通 +212-(0)537-63-1785は現在不通となっております。
FAX:+212-(0)537-63-9560
E-mail: consulaire@rb.mofa.go.jp
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