●7月1日(水)、マダガスカル政府が、新型コロナウイルス対策に関する発表を行いました。発表の時点での感染確認件数は累計2303件です。
●事態は刻々と変わりますので、最新情報の入手に努めてください。
7月1日(水)の新型コロナウイルス対策に関するマダガスカル政府発表の主要点は以下のとおりです。
1 7月1日(水)の新規感染者は89人で、累計感染者数は2303人となった。新規快復者は12人で、累計快復者数は1006人となった。新たな死亡者は2人で、累計死亡者数は22人となった。現在の入院者は1275人(前日比で75人増加)で、重症者は32人(前日比で10人減)である。
2 新規感染89件のうち、88人がアンタナナリボ、1人がVohipeno(トアマシナの南方に位置する東海岸沿いの都市)で確認された。
3 12人の新規快復者のうち、9人はベフェラタナナ病院(アンタナナリボ)、2人はアロチャ・マングル地域圏、1人はアンバトビー内の病院で快復した。
4 2人の新規死亡者に関しては、性別、年齢、治療を受けた場所等の情報は発表されなかった。
5 科学委員会の委員が2名出演し、アルテスネイト(Artesunate)とビタミンCを配合した治療薬の臨床試験が開始したことについて以下のとおり説明した。
(1)この臨床試験は、マダガスカルの研究者だけでなく、モーリシャスの大学、米のアリゾナ大学、タイの研究センターの専門家等の協力の下で行われる。なお、この臨床試験は、ヴィラージュ・ボアラ(Village Voara)でも実施される。
(2)臨床試験は陽性患者の同意を得て、任意で行われる。臨床試験期間は7日間であるが、結果が不十分な場合は3週間に延長される。
(3)臨床試験は現在第2フェーズであり、満足な結果が出れば、第3フェーズに進むことになる。
(4)臨床試験の結果は2週間後に発表される。
6 保健省担当者が出演し、症状の出ているコロナ疑い患者については、ヴィラージュ・ボアラ(Village Voara)にて検査を受けることができ、検査を受けるべきかどうかの事前の診察が行われる旨説明した。
事態は刻々と変わりますので、引き続き政府から最新情報の入手に努めるとともに、手洗い、うがい、マスク着用などの通常の感染症対策を行い、体調に異常がある方は早めの医療機関受診を心がけてください。
【参考:関連する日本のウェブサイト】
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000164708_00001.html
https://www.niid.go.jp/niid/ja/from-idsc/2482-2020-01-10-06-50-40/9303-coronavirus.html
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