新型コロナウイルスに関する注意喚起(35:規制緩和)

【ポイント】

●7月1日(水)以降に施行されるモルディブ国内の規制緩和策(フェーズ3)が発表されました。

モルディブの緊急事態宣言は継続中です(7月14日(火)まで)。

【本文】

1.6月30日,国家緊急オペレーションセンター/保健庁は,7月1日(水)からモルディブ国内の各種規制を更なる緩和策フェーズ3を発表しました。

(1)緊急事態宣言は,7月14日(火)まで延長し,引き続き次の点に留意するよう求めています。

・外出は、食料品調達、救急及び自宅で仕事ができない場合に限る。

・他者から3フィート(約1メートル)の距離を保つ。

・帰宅後の手洗い。

(2)緩和策フェーズ3の概要は以下のとおりですが,詳しくはモルディブ政府の新型コロナウイルス感染症特設サイトをご参照ください。

https://www.gov.mv/en/covid19/news-and-communications/phase-iii-measures-to-ease-lockdown

(一般)

・首都マレ市では,午前5時から午後11時までは移動可能。

・年齢層別の特定の時間帯は設定なし。

・公共の場所での30人以上の集会は禁止。

・外出する場合は、必ず3フィート(約1メートル)の距離を保つ。

・閉鎖された場所や公共サービスエリアでは、必ずマスクを使用する。

・石鹸と水でこまめに手を洗う。手洗いができない場合は手指を消毒する。

・咳やくしゃみをしているときは、鼻や口を覆う。

・具合が悪いときは外出を控える。

新型コロナウイルス感染症の症状(発熱、空咳、頭痛、呼吸困難)がある場合は、すぐにインフルエンザ・クリニックを受診する。

(7月中の禁則事項

新型コロナウイルス感染症が確認された島やその疑いのある島では、12歳未満の幼児を対象とした学校(学童保育を含む)や保育サービスを禁止。

・子ども向けのスポーツ教室やその活動禁止。

・パーティーや集会などの集団集会禁止。

新型コロナウイルス感染症が確認された島、またはその疑いがある島でのゲストハウスの運営禁止。

交通機関

交通機関の利用は、予防措置に関するモルディブ保健庁のガイドラインに従うこと。

新型コロナウイルス感染症の感染が確認されていない、または疑われていない島間の渡航は事前許可不要。

新型コロナウイルス感染症の感染が確認されている、またはその疑いがある島の場合,1)新型コロナウイルス感染症が確認されていない島から首都マレ市への渡航は事前許可不要。2)首都マレ市から他の島への渡航は、事前許可取得(以下のサイトから申請)が必要で、島に到着後14日間の自主隔離が義務付けられている。

https://haalubelun.hpa.gov.mv/en/Identity/Account/Login/?ReturnUrl=/

(飲食店,配達業)

・飲食店の営業時間は午前9時から午後10時まで。

・配達サービスは午前9時から午後11時まで。

・営業はモルディブ保健庁のガイドラインに従うこと。

・飲食店は最大収容人数を掲示すること。

・店内は客とスタッフ共にマスクを着用すること。

(モスク)

イスラム問題省は、首都マレ市での集団礼拝に関するガイドラインを公表予定。

・首都マレ市では,7月1日の夕刻から集団礼拝が可能となる。

(政府機関)

・7月1日,2日については官公庁・政府機関の開庁時間はフェーズ2と同様。3日以降は,別途発表される予定。

(民間の事業所)

モルディブ保健庁が定めた「労働安全環境ガイドライン」にそって業務を行うこと。

(銀行)

モルディブ通貨管理局(MMA)と銀行は、7 月 1 日と 2 日の午前 9 時 30 分から午後 2 時まで営業予定。

・3日以降の詳細はモルディブ保健庁のガイドラインに基づき、MMAと銀行から発表予定。

(教育)

新型コロナウイルス感染症または疑われる症例が確認された島々における学校の対応は以下のとおり。

1)

・学校は、9〜12年生を対象に開校する。運営方法は学校と教育省が決定する。

・上記の生徒は通学義務があり,また,オンライン授業にも参加しなければならない。

・学校での授業時間は4 時間。

・学生は毎週4日間学校に出席しなければならない。

・スタッフと生徒は、マスクを着用しなければならない。

・校門で検温すること。

・集会やその他の課外活動禁止。

・常に最低3フィート(約1メートル)の距離を保つ。

・手洗いや手指消毒液を用意する。

・授業の空き時間に教室を消毒する。

・毎日,教室を清掃する。

・週末、教室を掃除し消毒する。

2)低学年(就学前から8年生まで)の生徒はオンライン授業のみ。

3)新型コロナウイルス感染症が確認されていない、または疑われていない島々における学校の対応は以下のとおり。

・学校は1〜12年生を対象とし,運営方法は学校と教育省が決定する。

(高等教育)

・高等教育省は、教育機関の再開計画を発表予定。

・教員、学生、スタッフが教育機関に通う場合、モルディブ保健庁のガイドラインに従う。

・最低でも3フィート以上の距離を保つ。

・託児所/保育園は引き続き閉鎖。

(スポーツ,レクリエーション)

・青少年スポーツ省は、団体競技ガイドラインを発表予定。

(ジムやフィットネスセンター)

モルディブ保健庁が定めた「ジム・フィットネスセンターの運営方法」のガイドラインに沿って、運営を開始予定。

・密閉空間を改善し営業すること。また,入場制限を行い,掲示する。

(観光業)

・リゾートは7月15日以降にオープン予定。

・すべての施設は、モルディブ観光省の「モルディブ観光再開のためのガイドライン」を遵守する。

(観光再開ガイドライン。6月末時点。)

https://www.tourism.gov.mv/16889/guideline-for-restarting-tourism-in-maldives/

新型コロナウイルス感染症の恐れのない地域のゲストハウスは7月からモルディブ在住者のみを対象に再開予定。

・観光客向けゲストハウスは8月再開予定。

(空港)

1)国内線

・空港は新型コロナウイルス感染症の恐れのない島間の移動のために開港。

・すべてのスタッフと乗客はマスクを着用し、3フィート(約1メートル)の距離を取る。

2)国際空港

・7月15日に国際線の運航再開。

・すべてのスタッフと乗客はマスクを着用し、3フィート(約1メートル)以上の距離を取る。

モルディブ保健庁が定めた上陸基準で運営される。

3)船舶港

モルディブ保健庁が定めた入港地対応基準で運営される。

(サロン,スパ)

・7月1日からモルディブ保健庁のガイドラインに沿って営業再開。

・すべての施設では、常時,最大収容人数を掲示する。

・すべてのスタッフと来客者は、3フィート(約1メートル)の距離を取る。

2.当館からのお願い

(1) 感染予防(マスク着用,石鹸手洗い,除菌,3密(密閉・密集・密接)忌避及び室内換気)に努めてください。また,体調が優れない場合や感染の恐れがある場合は,モルディブ保健庁にご連絡・ご相談かインフルエンザ・クリニックを受診願います。

(2)当館は以下のとおり予防措置を講じた上で開館しております。

・体調のすぐれない方は,回復されてからご来館ください。

・入館に当たっては,マスクの着用,アルコール消毒ジェルの使用,適切な距離の維持にご協力ください。マスクをお持ちでない場合は,スカーフなどで口及び鼻を覆っていただけるよう,ご協力をお願いいたします。

・待合室の3密を避けるため,来館者が多い場合,大使館前にお待ち頂く事があります。

(3)日本外務省や当館からのお知らせ(電子メール配信)をご希望されない方は,次のサイトから手続きしてください。

https://www.ezairyu.mofa.go.jp/tabireg/simple/delete

(問い合わせ先)

モルディブ日本国大使館

代表 +960 3300087

緊急電話 +960 7788492又は+960 7788471

電子メール ryoujimale@mo.mofa.go.jp