カタールにおけるコロナウイルスの対策(6月29日の段階)在カタール日本国大使館

1 カタール国内の状況

(1)保健省は29日,693名の感染が確認され,これまでに確認された感染者数が95,106名になったと発表しました。また1,468名が治癒し,これにより国内における治癒者の合計は80,170名になったと発表しました。

(2)保健省は29日,感染者3名の死亡を発表しました。死亡したのは59歳,63歳,81歳で,必要な治療を受けていたとの事です。これにより国内の死亡した感染者数は113名となりました。

(3)保健省は29日,新たに9名の感染者が集中治療室に収容され,これにより現在203名が集中治療室にて治療中と発表しました。

2 第2段階の規制緩和措置(7月1日〜)

政府連絡室は28日,第2段階の規制緩和措置に関する最高評議会の発表について概要以下のように公表しています。

●モスクの制限付き再開は,予防対策及び人数制限を講じた上で,1日5回の礼拝を対象に継続する。

●公的及び私的な会合は同室に5人までとし、反則者には刑罰・罰金が科される。

 ※なお,同人数は,カタール国籍者による会合,家族訪問,事務労働者による予防策未実施での接触が多数明らかとなったことを受け,10人から5人に削減された。

●公共及び民間分野の従業員は,厳格な予防策を講じた上で職場における 50 パーセントまでの出勤が認められる。雇用者は,衛生基準を満たし,予防策を実施し,リスクの高い従業員に対しては,継続して在宅勤務を許可することで保護する。

●ボート・ヨットのレンタルは、10人以下の家族に限る。

●公園・ビーチ・コルニ―シュは再開されるが、ソーシャルディスタンスのガイドラインに準じること。遊具エリアは引き続き閉鎖を継続。

プロスポーツ選手によるトレーニングは10人以下で、体育館や野外の広場で行うことを許可。

●私立の保健施設の収容率は60%に増加され、救急サービスは引き続き継続する。

●レストランは制限付きで再開される。*カタール商工省による声明が別に発表される

●図書館と博物館は開館時間や収容人数の制限付きで再開される。

3 感染予防方策等

(1)保健省は,感染予防のため以下を推奨しています。

 ・ 定期的に石けんと流水で最低20秒間手洗い,又はアルコール消毒液で洗浄する。

 ・ 咳,くしゃみは鼻と口を袖やティッシュで覆い,ティッシュは蓋付きゴミ箱へ。

 ・ 手洗い前は,眼,鼻,口を手で触らない。外出から帰宅時は特に。

 ・ 他者,呼吸器疾患がある人との接触は特に避ける。距離は最低1メートル保つ。

(2)保健省は,コロナウイルス関連の無料ホットラインを設置しています。

   【直通番号:16000】

(3)保健省ホームページには専用ページが立ち上げられ,随時アップデートされています。 http://www.moph.gov.qa/english/Pages/Coronavirus2019.aspx

  また同省は,自宅における隔離に関する内容を下記ページで情報提供しています。

https://www.moph.gov.qa/english/Pages/home-quarantine.aspx 

4 その他の生活に関わる規制等

※これら措置は事前予告なく,突然変更される可能性もあります。十分ご注意ください。

カタール航空の日本就航便は現在成田便のみ運航中です。運航状況は常に最新情報をご確認ください。

 ※カタール航空運航状況確認サイト

https://fs.qatarairways.com/flightstatus/search

 ※ハマド国際空港離発着フライト確認サイト

https://dohahamadairport.com/airlines/flight-status?type=arrivals&day=today&airline=all&locate=all

●我が国の水際対策強化により,カタールから我が国に入国する場合は,空港検疫所にて,質問票記入,体温測定,症状確認などが求められ,PCR検査が実施され,自宅等,空港内のスペース又は検疫所長が指定した施設等で,結果が判明するまでの間待機が必要となります。(4月29日午前0時から)。

※水際対策に関する詳細は下記の厚生労働省ホームページに掲載されています。

https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/covid19_qa_kanrenkigyou_00001.html

カタールへの出入国

カタール航空はホームページ上に,カタールへの出入国に必要な条件等について概要以下のように公表しています。(https://www.discoverqatar.qa/welcome-home

カタールへの入国が許可された全ての方々は,カタール到着時に,政府承認ホテルにおいて14日間の隔離が必要となります。現在,カタールへの入国が認められている者及び隔離条件については次のとおりです。

カタール国籍者等(6月15日から9月15日まで)

カタール国籍者及び永住許可を有するその同伴者等は,パッケージとして政府承認ホテルの一つを14日間予約し,支払いを済ませる必要があります。この予約は,カタール出国前に完了されていなければなりません。

カタール国外のカタール国籍者等についても,パッケージとして政府承認ホテルの一つを14日間予約し,支払いを済ませる必要があります。なお,カタールへの帰国が,9月22日以前の場合は,隔離ホテルの予約確認ができなければ,ハマド国際空港でのチャックインは認められません。

予約は「Qatar Airways Holidays in partnership with Discover Qatar(https://www.qatarairwaysholidays.com/qa-en/welcome-home-booking/?cid=DQFAQ)」で可能となっています。

カタール居住許可所有者(8月1日から9月15日まで)

カタール居住許可所有者は,カタールへの渡航許可及び政府承認ホテルの14日間のパッケージ予約がなければ,カタール便への搭乗はできません。

カタール居住許可所有者は,カタールへの渡航許可が確定するまでは,隔離パッケージを予約しないことをお勧めします。

8月1日よりカタール入国が許されるのは,選ばれた(新型コロナウイルス感染)低リスク国からのカタール居住許可所有者に限られます。許可手続,低リスク国のリスト等詳細については,関連政府機関によって資格及びガイドラインが確定した際に公表いたします。当ページを定期的にご確認ください。

●これまでのカタール国内における規制状況については,過去の「カタールにおけるコロナウイルス対策」を御参照ください。

  (お問い合わせ先)

  在カタール日本国大使館 領事班

  電話: (+974)4440 9000

  FAX:(+974)4029 3655

  メール: eojqatar@dh.mofa.go.jp

  現在,来館には事前予約が必要です。

  詳細は当館ホームページをご確認ください。

○本メールは,在留届に登録されたアドレスに自動配信されております。

○3か月以上滞在する方は,必ず在留届を提出してください。

○3か月未満の旅行や出張などの際には,「たびレジ」に登録してください。

どちらも下記URLからオンラインで簡単に手続きできます。   https://www.ezairyu.mofa.go.jp/index.html 

※「たびレジ」簡易登録のメール配信停止(下記URLで手続きできます)   https://www.ezairyu.mofa.go.jp/tabireg/simple/delete