● レバノン保健省は,6月22日(月)に国内で新たに16名の新型コロナウイルスの感染者が確認され,国内の感染者は合計1603名になったと発表しました。細部は下記1の「レバノンにおける感染者数」をご参照ください。
● 常に最新の情報を収集するとともに,3つの「密(密閉,密集,密接)」を避けるなど,引き続き感染予防に努めていただくようお願い申し上げます。細部は下記3の「在レバノン日本国大使館医務室からのお知らせ」をご参照ください。
1 レバノンにおける感染者数
レバノン保健省は,6月22日(月)に国内で新たに16名の新型コロナウイルスの感染者が確認され,国内の感染者は合計1603名(この内,死亡者32名,治癒者1077名)になったと発表しました。
今後,抗議活動や総動員措置の段階的緩和等により,人と人の接触の機会が増えて感染リスクが増すおそれがあります。
2 レバノン政府による新型コロナウイルス感染拡大防止措置(総動員)
レバノン政府は3月15日(日)から7月5日(日)までの間,新型コロナウイルスの感染拡大防止を目的とした総動員(General mobilization)を発動しています。これにより,ベイルート空港(空港再開の見通しについては下記4を参照)を含む陸海空全ての出入国地点及び一部機関・施設等の閉鎖,外出制限等が行われています。現在確認されている主な規制等の内容は次のとおりです。
・夜間の外出禁止(午前0から午前5時まで)
・車両運行に関する制限
ベイルートの中心部(Minet al Hosn, Bab Idriss, Nejmeh, Majidiyeh, Serail)においては,午後6時から翌朝午前6時までの間,バイクの乗り入れが禁止となります。
自家用車に乗る際はマスクを着用するほか,同一家族である場合を除き,搭乗者数はドライバーを含めて3人までとされています。
・教育関連施設(技術学校等一部を除く),公園及び映画館等の閉鎖
・マスクの着用
徒歩での移動時及び公共交通機関(タクシー、バス、バン)利用時にマスクを着用していない者に対して50,000レバノンポンドの罰金が科せられます。なお,運動中はマスクを着用しなくても良いとされています。
治安機関による取締りが行われる可能性があるほか,国家警察軍(ISF)は拡大防止対策に違反し公衆衛生に危害を与える者を発見した場合は通報するよう市民に要請しています。引き続き不要不急の外出を避けていただくほか,外出時にはマスクを着用し,身分証明書を携帯するなど,十分注意願います。
3 在レバノン日本国大使館医務室からのお知らせ
レバノンにおける新型コロナウイルスの感染拡大に関し,引き続き予断を許さない状況が続いています。在留邦人の皆様におかれましては,改めて以下の感染予防策をご確認の上で十分注意していただくようお願い申し上げます。
・不要不急の外出を避けてください。やむを得ず外出する場合にはマスクを着用してください。
・三つの密(密集,密閉,密接)を避けてください。
密集:混雑する場所を避けてください。
密閉:密閉空間を避け換気を心掛けてください。
密接:他人と2m以上の距離を保ってください。
・石けんでの手洗い又はアルコール(70-80%濃度)での手指消毒を励行してください。
・むやみに目・鼻・口を触らないで下さい。
(ウイルスが粘膜から感染する可能性があります。)
4 レバノンへの入国・日本への帰国関連等
(1)ベイルート国際空港再開の見通し等
ベイルート国際空港は現在通常の商用便の運行を停止していますが,7月1日(水)より同運航が再開されます。当面の間,同空港に到着する乗客は1日あたり2,000名程度に制限されます。7月1日以降,ベイルート空港での運行再開を予定している航空会社もある模様です。細部については各航空会社にご確認ください。
現在,レバノンは感染症危険情報レベル3(渡航は止めてください。(渡航中止勧告))に該当します。在留邦人及び渡航者の皆様におかれては,感染の地理的拡大の可能性に注意し,現地の状況が悪化する可能性も念頭に,各国の出入国規制や検疫措置の強化に関する最新情報を確認するとともに,感染予防に万全を期してください。
(参考:各国に対する感染症危険情報の発出(レベルの引き上げ又は維持 6月5日))
https://www.anzen.mofa.go.jp/covid19/info0605.html
(2)日本への帰国関連
7月1日以降,ベイルート発の航空便の運行再開を予定している航空会社もある模様です。従来よりも大幅に減便される見通しであるところ,出国を検討されている方は早めに手配されることをお勧めします。
(参考:ベイルート国際空港のHP)https://www.beirutairport.gov.lb/
カタール航空は,目的地や出発日等を事前に登録した方に対し,条件に見合ったフライト情報があれば,同情報を提供するサービスを行っている模様です。細部は下記をご参照ください。
https://www.qatarairways.com/en/passenger-registration/global.html
当地の滞在許可については公安総局(General Security)の所掌となります。
(参考:公安総局) https://www.general-security.gov.lb/en 電話:1717
日本人に対する各国・地域の入国制限措置等については下記をご参照ください。
(参考:海外安全情報 日本からの渡航者・日本人に対する各国・地域の入国制限措置及び入国後の行動制限)https://www.anzen.mofa.go.jp/covid19/pdfhistory_world.html
厚生労働省は帰国された方に対し,検疫所長が指定する場所(自宅等)における14日間の待機のほか,御自宅等へは公共交通機関を使わず,ご家族やお勤めの会社等による送迎でのお帰りをお願いしております。細部は下記をご参照ください。
(参考:水際対策の抜本的強化について(新型コロナウイルス))
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000121431_00098.html
5 在レバノン日本国大使館への来館について
当館においては現在も領事業務を行っており,各種申請を受け付けておりますが,感染拡大を防ぐため,お急ぎでない場合は来館を延期されるようお願いします。来館される方々に対しては,発熱(必要に応じ検温),風邪症状(咳,喉の痛み,倦怠感など)の質問,消毒液(入り口設置)による手の消毒の励行をお願いしております。なお,来館を予定されている方は必ず事前にご連絡ください。連絡先等,細部はこちらをご参照ください。 https://www.lb.emb-japan.go.jp/files/100040209.pdf
6 その他(レバノン保健省の専用ダイヤル等)
レバノン保健省は,国民に対して冷静に対応し,手洗いやマスクの着用等の予防策を徹底するよう呼びかけています。
レバノンに渡航,滞在中の皆様におかれましては,厚生労働省,世界保健機関(WHO)及びレバノン保健省のウェブサイト等を参考に常に最新情報の入手に努めてください。症状が確認された場合はレバノン保健省の専用ダイヤル01−594459又は1214にまで連絡してください。
【参考】
■外務省(海外安全HP)
海外安全HP 在レバノン大使館からの安全情報(新型コロナウイルス関連含む)
https://www.anzen.mofa.go.jp/od/ryojiMail.html?countryCd=0961
○新型コロナウイルスに関するQ&A
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/dengue_fever_qa_00001.html
○感染症情報
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/kenkou/kekkaku-kansenshou/index.html
○咳エチケット
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000187997.html
https://corona.go.jp/expert-meeting/pdf/kihon_h_0514.pdf
■世界保健機関(WHO)
https://www.who.int/health-topics/coronavirus
■レバノン保健省(Ministry of Public Health)
専用ダイヤル: +961-(0)1-594459,1214
邦人の方の感染にかかる情報及びご不明な点がございましたら下記の連絡先までご照会ください。
●在レバノン日本国大使館
代表電話番号:+961-(0)1-989751〜3
領事直通:+961-(0)1-989856/01-989855
領事携帯:+961-(0)3-366018/03-345977
領事緊急:+961-(0)3-362540
FAX番号:+961-(0)1-989754
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