【医療情報】新型コロナウイルス関連情報(6月19日現在)

●報道によれば,アルゼンチン国内では39,570名(昨日から2,060名増。アルゼンチンの一日の新規感染者数としては初めて2,000人を突破し,過去最多)の累計感染者数,うち954名の累計死亡者数,11,851名の累計治癒数が報告されています。

●なお,当国に居住,または短期的に滞在している方を対象とした,全国強制隔離措置(以下「強制隔離と記載」)(DNU520/2020)は6月28日(日)まで継続中です(なお,7月12日(日)まで延長される旨の報道もあります)。また,非居住者の方々の入国の禁止も同日まで継続されています。

●アルゼンチンの感染症危険レベルは,5月22日から,レベル3(渡航は止めてください(渡航中止勧告))に引き上げられており,大使館では,アルゼンチンに滞在中の方を対象に所在調査を進めております。在留届,たびレジの登録情報の更新にご協力をお願いします。https://www.ar.emb-japan.go.jp/itpr_ja/kyoryokuirai.html

1 報道によれば,アルゼンチン国内では39,570名(昨日から2,060名増。アルゼンチンの一日の新規感染者数としては初めて2,000人を突破し,過去最多)の累計感染者数,うち954名の累計死亡者数,11,851名の累計治癒数が報告されています。

2 新規感染者の増加と強制隔離措置の7月12日までの延長検討(報道)

 昨18日のアルゼンチンにおける新規感染者数は大幅に増加し,1,958名で過去最多となりました(本19日は,これを超える2060名)。ブエノスアイレス州では1,106名,ブエノスアイレス市では692名でありブエノスアイレス首都圏(AMBA)の新規感染者が90%以上を占めています。死者数も17日と同じ過去最多の35名となり,加えて,市中感染例が濃厚接触感染例を上回り,感染源の特定が困難になりつつあるようです。こうした事態を受けて,連邦・ブエノスアイレス州ブエノスアイレス市の各政府関係者は合同で強制隔離措置を強化する際の基準を検討していると報じられています。

 これに関連して,本19日,キシロフ・ブエノスアイレス州知事とラレタ・ブエノスアイレス市長は,AMBAでの規制強化の可能性について議論し,両首長は記者会見において,最近の感染者増に強い危機感を示したうえで,人々を守るために,躊躇なくドラスティックな対応を取る旨述べています。

 また,フェルナンデス大統領も,AMBAでの新規感染者の増加に懸念を示し,同地域での強制隔離措置を強化し,強制隔離を7月12日まで延長することについて,来週にも発表するものと見られています。なお,ラ・ナシオン紙の分析によれば,感染者の73%は比較的症状が軽く自宅等での隔離,27%は入院が必要,残りの3%が集中治療用ベッドを必要とする重症者(報道によっては5%)であるとのことです。

3 所在調査及び在留届情報の更新のお願い

 大使館では,感染症危険レベル3:渡航は止めてください(渡航中止勧告)への引き上げも踏まえ,現在アルゼンチンに滞在しておられる方々を可能な限り正確に把握するため,在留届を提出されている方には,登録情報のご確認を,「たびレジ」登録をし,実際に滞在されていない方,または,既に在留届を提出されている方におかれましては,たびレジ情報の「削除」をお願いしております。

詳細は「【所在調査ご協力のお願い】アルゼンチンに在留届の提出,たびレジの登録をされている皆様へ!」をご参照ください。 https://www.ar.embjapan.go.jp/itpr_ja/kyoryokuirai.html (以上)