5月12日のカザフスタンにおける新型コロナウイルス関連情報は以下のとおりです。
1 感染者数
●昨日お知らせした時点からのコロナウイルス新規感染者数は119名です。
●上記を加算して,現時点における国内全体の感染者数は5,279名です。
●各州・都市ごとの内訳は以下のとおりです。括弧内は,昨日お知らせした時点からの増加数です。
(1)アルマティ市:1,622名(+29名)
(2)ヌルスルタン市:1,103名(+20名)
(3)アティラウ州:340名(+38名)
(4)西カザフスタン州:255名(+3名)
(5)シムケント市:245名(+6名)
(6)クズルオルダ州:231名(+1名)
(7)カラガンダ州:197名(+1名)
(8)ジャムブル州:192名(+10名)
(9)トゥルケスタン州:186名(+3名)
(10)アルマティ州:183名(+0名)
(11)アクトべ州:176名(+1名)
(12)パヴロダール州:154名(+0名)
(13)マンギスタウ州:130名(+1名)
(14)アクモラ州:110名(+0名)
(15)コスタナイ州:68名(+6名)
(16)東カザフスタン州:51名(+0名)
(17)北カザフスタン州:36名(+0名)
その他:死亡者32名(+0名),快復者2,108名(+88名)
2 カザフスタン国内の新型コロナウイルスに関する主な報道は以下のとおりです。
(当館注)以下は,一般的事項及び在留邦人のおられる都市の情報を中心に作成しています。
(1)感染者数について
●エスマガムベトヴァ国家主任衛生医師は,本5月12日に実施されたブリーフィングにおいて「過去数日間に亘って,一日当たりの快復者数が感染者数を上回っている。これは我々にとって良い指標であり,(カザフスタンにおける)コロナウイルスの感染拡大の状況が安定してきているといえる。直近の感染者増加率は2.3%である」と述べました。
(2)病院・治療・防疫等対策について
●エスマガムベトヴァ国家主任衛生医師は,カザフスタン国内の検疫措置の緩和条件は3段階に分けられると説明しました。同医師によれば,緩和の第一段階は,コロナウイルス感染者増加率が7日間に亘り7%以下となった場合に実施されます。緩和の第二段階は,カザフスタン全体及び各地方において感染者増加率が7日間に亘り5%以下となった場合に実施されます。緩和の第三段階は,感染者増加率が7日間に亘り2%以下となった場合に実施されます。同医師によれば,検疫措置の緩和は感染状況を踏まえて各地域が決定します。また,同医師は,カザフスタンにおける検疫措置の種類は1.労働形態,2.教育,3.サービス,4.都市間の移動,5.居住地内の移動の5種類に分類されると述べています。
●5月10日付け国家主任衛生医師令第36号の主な内容は以下のとおりです。
(当館注:同主任衛生医師令第36号については,昨日の領事メールでも触れていますが,本日はもう少し詳しくご案内するものです。)
・カザフスタン国外から到着するすべての人物は,入国時にコロナウイルス検査を行うため,最大2日間,検疫病棟において隔離される。検査の結果,陽性となった患者は治療のため,入院施設へ移送され,陰性結果が出た者は12日間の在宅検疫となる。在宅検疫の環境を欠く場合は,地方行政機関が指定する施設における隔離が勧告される。
・州及び直轄市(アルマティ市,ヌルスルタン市,シムケント市)ごとに,コロナウイルス感染者増加率が7日間に亘り7%以下となった場合,主に以下の活動が許可される。
ア 住民の自由な外出の許可。ただし,2名以上での散歩の場合,マスクの着用が必須。
イ 公園,河岸等への訪問の許可。ただし,家族を除く3名以上による集団行動は不可。
ウ カザフスタン国内の地域間航空便の再開。
エ 公共交通機関の再開。ただし,搭乗する乗客数には引き続き検疫・制限が設けられる。
オ 食料品市場,食料品以外の商店(面積2,000平米以下),屋外の非食料品市場等の営業,ただし,営業時間の制約あり。
カ 美容院,文化施設,サービス施設(靴修理,クリーニング店等),民間銀行等の営業再開。
キ 非常事態体制終了後に営業を再開した企業・団体等への通勤許可。ただし,勤務先の発行する証明書の携帯等が必要。
・観光,スポーツ等の大規模行事の実施,商業娯楽施設,劇場,映画館,展覧会及びその他の人が大勢集まる施設の活動は引き続き禁止される。また,地域間の道路検問所(ブロックポスト)は引き続き維持される。
・コロナウイルスに感染した場合,無症状患者は自宅検疫下に置かれる(自宅検疫の環境が無い場合は隔離病棟に搬送される)。
(3)その他
●カザフスタン内務省によれば,非常事態体制期間中に有効期限の切れたカザフスタンへの入国・出国,一時滞在,永住,就労ビザの効力が7月10日まで延長されます。
●当館にて航空会社各社のホームページを確認したところ,本日時点の航空券販売状況は以下のとおりです。これまでの領事メールで案内したものと較べて変更がありますところ,実際のご利用に際しては,その都度,航空会社等にご確認ください。また,SCAT航空によるヌルスルタン発成田行き直行便は7月3日以降の販売となっておりますので,ご注意下さい。
・エア・アスタナ(KC)
ヌルスルタン発ロンドン行き:6月1日(月)より毎週月・火・木・金・土・日
アルマティ発仁川行:6月1日(月)より毎週月・水・木・金・土・日
・SCAT航空(DV)
5月1日(金)以降,各方面の航空券販売を順次再開
ヌルスルタン−成田便:7月3日(金)より毎週火・金
・FlyArystan(KC)
5月12日(火)以降,各方面の航空券販売を順次再開
・ルフトハンザ(LH)
ヌルスルタン発フランクフルト行き:5月29日(金)より毎日
アルマティ発フランクフルト行き:6月2日(火)より毎日
・アエロフロート(SU)
ヌルスルタン発モスクワ行き:8月1日(土)より毎日
アルマティ発モスクワ行き:8月1日(土)より毎日
・アシアナ航空(OZ)
アルマティ発仁川行き:7月2日(木)より毎週月・火・木・金・日
・トルコ航空(TK)
ヌルスルタン発イスタンブール行き:5月29日(金)より毎日
アルマティ発イスタンブール行き:5月29日(金)より毎日
・エア・チャイナ(CA)
ヌルスルタン発北京行き:8月13日(木)より毎週火・木、隔週で日曜
・ポーランド航空(LO)
ヌルスルタン発ワルシャワ行き:6月2日(火)より毎週火・木・土・日
●当館領事メールのバックナンバーは以下のページから参照できるようになっています。
https://www.anzen.mofa.go.jp/od/ryojiMail.html?countryCd=0007
●当館フェイスブック https://www.facebook.com/embassy.jp.kz/ にもコロナウィルス関連情報を掲載しています。
(邦人保護等の緊急事態の場合の問い合わせ窓口)
○在カザフスタン共和国日本国大使館
住所:5th floor, Kosmonavtov Street 62, micro-district
"Chubary", Nur-Sultan, 010000, Republic of Kazakhstan
電話:+7 (7172) 977-843
FAX :+7 (7172) 977-842
○日本外務省領事サービスセンター
電話:(代表)+81-3-3580-3311(内線)2902,2903
(日本外務省関係課室連絡先)
○領事局海外邦人安全課(テロ・誘拐事件を除く)
(内線)2851
○領事局邦人テロ対策室(テロ・誘拐事件等)
(内線)3047