●在南アフリカ日本国大使館は,以下のメールを発信しましたので,西ケープ州在住の皆様にも転送致します。
●1(5)には,5月5日から16日に南アを出国することが出来る航空便についての案内があります。
ロックダウン中における帰国の方途を模索されている方はご一読の上,本文に記載ある大使館連絡先(メールと電話)にご連絡願います。
なお,出発はヨハネス発のみであり,ご自身でケープタウンから陸路ヨハネスに向かう必要があります(大使館より移動許可証については大使館にご照会ください)。
【以下,大使館からのメール】
●4日午前現在,南アでは累計6,783名,エスワティニでは112名の感染が確認されております。なお,レソトでは現在までに感染例の発表はありません。なお,NICDによると南ア国内では累計131名,エスワティニでは1名の死亡症例が確認されました。
●25日,南ア政府は,ナショナル・ロックダウンを5段階に分類した警戒レベルを発表し,5月1日からレベル4に引き下げると発表しました。
●現在、南ア(5月1日よりロックダウン警戒レベル4)、エスワティニ(5月6日迄予定)及びレソト(5月5日迄予定)では、ロックダウン中で,渡航者の国境の出入国が禁止されています。なお,南ア政府は,南ア発の空路チャーター便を特別に認めていますが,チャーター機であっても南ア国民以外の乗客を搭乗させて南アに着陸することはできないとしています。78
●南ア,エスワティニ,レソトの各国政府の取り扱いは以下1,2,3のとおりです。
●在南ア・カタール大使館及びカタール航空は,南ア人の南アへの帰還及び南アにいる外国籍者の帰還のために,臨時便の予約を受け付けることを発表しました。(下記1(5)をご参照ください)
●日本への帰国を予定されている方は、同行者に外国籍の方がいる場合には、日本への入国のためビザ申請が必要となっている場合がありますので、当館にご相談ください。
●事態は刻々と変化しますので,最新情報の入手に努めてください。
1 南ア政府の対応
(1)南アでは,4日午前現在6,783名の感染を確認しています。3月17日以降感染者数の中には国内感染例が含まれており,南ア国内での感染が確認され、死亡者は131名となっています。
【参考】4日午前現在の内訳(累計6,783名,死亡者131名,回復者2,549名)
(感染者数)(死亡者数)
・西ケープ州 3,044名 死亡者:58名
・ハウテン州 1,624名 死亡者:14名
*ヨハネスブルグ管区920名
(アレキサンドラ及びサントン等地区260名,ランドバーグ等地区152名,フォーウェイ等地区125名)5/2現在
*ツワネ管区(プレトリア含)201名
(ブルックリン及びフルンクルーフ等地区53名)5/2現在
・クワズールー・ナタール州1,076名 死亡者:34名
・東ケープ州 774名 死亡者:17名
・フリーステート州 122名 死亡者: 6名
・リンポポ州 37名 死亡者: 2名
・北西州 36名 死亡者: 0名
・ムプマランガ州 46名 死亡者: 0名
・北ケープ州 24名 死亡者: 0名
・割り当て不明 0名
(2)4月25日,南ア政府はナショナル・ロックダウンを5段階に分類した警戒レベルを発表し,5月1日から警戒レベル4に引き下げると発表しました。ついては,引き続き,ナショナル・ロックダウンのレベル1まで引き下げない限り,渡航者は陸路、空路(チャーター機手配を除きますが南ア人以外の乗客を搭乗させて南アへ着陸することはできません)、海路とも南アの出入国ができない状況です。また、国内の鉄道・バス・航空路もサービスを停止しています。
【生活に関わる主な警戒レベル4の内容】
●外出は,許可された商品を購入する場合等のみ許可されるが,20時から5時までは外出することはできない。(警備や医療関係者や許可されたサービス従事者を除く)
●居住地から半径5km以内で,朝6時から9時までの時間帯にウォーキング,ランニング,またはサイクリングは認められるが,組織された団体では行わないこと。
●全ての集会は禁止される(葬式や職場を除く)。
●酒類の販売,流通は禁止され,たばこ,たばこ製品,電子たばこ及び関連製品の販売は禁止。
●レストランはフードデリバリーサービス(午前9時から19時まで)のみ許可される(着席や持ち帰りは不可)。
●引き続き国境は封鎖(燃料,貨物,商品の輸送を除く)。
(詳細はこちらをご覧ください)
https://www.gov.za/documents/disaster-management-act-regulations-29-apr-2020-0000
(3)現在、南アの各所では、ロックダウンの警戒レベル4に引き下げられ,平常時に比べると人通りや車両の交通が少ないですが,徐々に交通量も増加傾向で,近所のスーパーマーケット等を訪れることは可能ですが、一部地区では検問が実施されております。報道等では約17,209名が国家災害宣言規制違反により逮捕されている由ですので、普段とは違う事態であることに留意していただき、引き続き以下の点に留意してください。なお、南ア警察によると、ロックダウン中の犯罪件数は通常時と比較して減少しているとのことですが、引き続き警戒が必要です。また,タウンシップ内では,フェイクニュースなどから住民と警察等との間で小競り合いが発生していますので,近づかないようにしてください。
また,今後,ロックダウンが段階的に解除されることに伴い,より多くの人が必要不可欠な労働者として行動するようになります。警察は国防軍の支援を受けながら引き続き治安対策にあたりますが,人の動きの増加に伴って犯罪者の行動範囲も広がるおそれがありますので,やむを得ず外出するときは周囲への警戒を怠らないようにしてください。
●外出の際には,必ずマスクを着用してください。
●買い物で外出する際には、旅券の原本を持参し、検問等があっても警察官や軍の兵士の指示に従い、挑発的にならないように落ち着いて行動してください。なお,家族には,訪問場所や時間を共有してください。
●スーパーマーケットや薬局が混雑して列に並ぶ必要があれば,時間的に余裕があればやめて列がないときに訪れるなど,人が密集している場所は避けるようして,やむを得ない場合は,距離を保つ等個々で感染防止対策を講じてください。
●移動は,制限されていることに留意し,遠方での買い物は控えてください。また,アルコールを所持しての移動はできませんので注意してください。
●自家用車を運転する際には,多数の人を乗せないよう注意してください。官報には,その車両が認可された乗車定員の制限があり、例えば4人定員の場合は2名、22人定員の中型バスの場合は15人までと規定されています。なお、すべての乗客がSargical MaskやN95マスクを着用している場合は定員の乗車が可能です。(一部緩和あり)
また,州や都市間をまたぐことは禁止されています。
●なお、警察大臣は,厳しい姿勢で臨むことを表明しております。また南ア政府が非常事態宣言を留保していることにもご留意願います。
●治安情勢は刻々と変化していくことから,報道等から最新の情報を得つつ,普段以上の注意を払ってください(警察を含む法執行機関とともに,警備会社も必要不可欠なサービスとして稼働しています)。
なお、南ア政府は,ロックダウン延長に伴う官報を掲載しています。
https://sacoronavirus.co.za/2020/04/16/state-of-national-disaster-regulations-extended-lockdown/
(4)南ア内務省は,ロックダウン前または(ロックダウン)中にビザの有効期限が経過したいかなる者も逮捕されたり,拘束されたりすることはなく,ビザを更新しないで出身国等に帰国する場合も,関連罰則を適用しないと発表しています。また,本年2月15日以降ビザ有効期限が経過した外国人は,各々のビザまたは適切なビザ免除の申請をロックダウン解除後に直ちに申請してもよいことになっています。
また,自動車の車両許可ディスクも有効期限がロックダウン中に満了した場合には,引き続き有効であると見なされます。ただし,右有効期限が切れて転する場合には,必ず保険会社に保険適用を確認してください。
【重要】
(5)在南ア・カタール大使館は,5月5日から16日にかけてカタール航空によるヨハネスブルグ〜ドーハ間の南ア人の南アへの帰還及び南アにいる外国籍者の帰還(南ア出国)のために,臨時便の予約を受け付けることを発表しました(ヨハネスブルグ発は5月5日(火),7日(木),9日(土),12日(火),14日(木),16日(土)となっており,予約はドーハ経由で成田も可能です)。
料金や予約を含めて詳細は,こちらをご確認ください。
●在南ア・カタール大使館の発表
●カタール航空予約ウェブ
https://www.qatarairways.com/html/redirect/get-you-home.html
なお,南アは,上述のとおりロックダウン警戒レベル4が指定されており,依然として出入国禁止・国際定期航空便・国内便の停止措置が継続しています。
唯一の例外は厳しい管理の中で行う外国からの航空便で到着する南ア人帰還と,外国政府のチャーター便による外国人の帰還のための出国のみ可能となります。
また,州を超えた陸路移動には,当館より移動許可証を発出する必要があります。
現在,空港は,立ち入り禁止となっており,特別な許可が必要です。
上記ウェブサイトで予約をした方は,在南ア・カタール大使館が南ア政府との間の各種申請手続きを行うとのことですが,航空会社に対して居住地から空港までの移動について確認してください。
また,当館にも以下のリンクの内容を必ず出発前72時間前に連絡してください。
https://www.za.emb-japan.go.jp/files/100043480.xlsx
consul@pr.mofa.go.jp
083-289-1051
*上記メールの後でこちらの連絡先に連絡してください。
(6)南ア政府は当初より以下の公立病院をCOVID-19 における指定病院として発表しておりますが、各私立病院(Netcare グループ、Mediclinic グループ、Life グループ)も治療可能であることを各々表明しております。体調が悪い場合には,まずは以下のNICD ホットラインやWhat`s App ナンバー,または,私立病院の場合は,個々の病院にご相談してください。
【公立の指定病院】*変更があります。
・Charlotte Maxeke Johannesburg Academic Hospital
(ハウテン州ヨハネスブルグ)
・Steve Biko Academic Hospital(ハウテン州プレトリア)
・Greys Hospital(クワズールーナタル州ピータマリッツバーグ)
・Tygerberg Hospital(西ケープ州ケープタウン)
・Livingston Hospital(東ケープ州)
・Polokwane Hospital(リンポポ州)
・Pelonomi Hospital(フリーステート州)
・Rob Ferreira Hospital(ムプマランガ州)
・Kimberley Hospital(北ケープ州)
・Klerksdorp Hospital(北西州)
【その他】*クワズールーナタル州においては、下記の病院も指定病院として後に州が発表しております。
・Addington Hospital(クダーバン)
・Ngwelezana Hospital(エンバンゲニ)
・Manguzi Hospital(マングジ)
・Doris Goodwin Hospital(エデンデール)
・Richmond Hospital(リッチモンド)
(7)3 月9 日より、NICD(国立感染症研究所)に加え、民間の検査機関(Lancet, Ampath,PathCare 等)が参入し、私立の医療機関ではこれらの機関に検査を委託しております。費用はR900〜R1400 となっておりますが、病院受診の場合にはこれに診察費用等が別途かかります。公立病院が利用するNICD のPCR 検査は無料となりました。
一方で、民間の検査機関もNICD の定める検査対象のルールに沿っており、NICDでは発熱や咽頭痛,息切れ,咳などの症状のうちひとつでも当てはまれば検査が可能となりました。以前あった感染国への渡航歴・感染者との接触歴の有無は参考にはされますが,必須条件ではなくなりました。検査機関は検査の需要が急激に増えたこともあり、検査結果を得るには72 時間以上を要しております。検査結果を待つ間は自宅で自己検疫を行うことになります。
もしCOVID-19 を疑う症状があれば、かかりつけの医師や病院に受診前に電話をし、指示を仰いでください。医師によっては診療所で検査を行うところもありますが、多くの場合は民間の検査機関へ直接検査に行くことを指示されます。心配な方は、あらかじめかかりつけ医に検査の手順を確認しておくと安心です。かかりつけ医が不在である、受診すべき病院がわからない場合は、NICD の24 時間ホットラインをご利用下さい。
●082−883−9920
●What’s App サポートライン:0600123456
陽性の場合は、NICD より連絡があり、症状や住居環境によって入院の是非が検討されます。症状が軽症の場合は自宅での自己隔離となることもあります。
南ア政府は検査体制の拡充を行う方針であり、車両を使った移動検査を全国に増やし、4月末には1日に3万件の検査が実施可能になると発表しております。移動検査の強化によって、地方都市やタウンシップにおける感染対策の充実が期待されます。
現在南ア国内では、マスク,アルコール消毒液が比較的薬局等で入手しやすくなってきております。
2 エスワティニ政府の対応
(省略)
3 レソト政府の対応
(省略)
4 一部の国・地域では,日本からの渡航者に対して入国制限を行っている国や地域がありますので,渡航される場合には最新の情報を現地政府機関,日本外務省,日本大使館等から入手してください。
https://www.anzen.mofa.go.jp/covid19/pdfhistory_world.html
(新型コロナウイルスに関する各国・地域の入国制限措置及び入国後の行動制限)
5 日本では,海外からの渡航者に対して水際対策を抜本的に強化しておりますので,帰国や一時帰国の際には下記をご確認ください。
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000121431_00098.html
(これから海外から日本へ来られる方へ,これから海外へ行かれる方へ)。
6 日本に帰国を検討されている方で同行者に外国籍の方がいる場合には、日本では入国規制が強化されていますので、以下の注意が必要です。
なお、日本入国のためのビザ申請を必要とする方は、当館に連絡してください。
●南アフリカ国籍の方は,現在ビザを所持していてもビザを新たに取り直す必要があります。ただし,「永住」等の在留資格を有し,再入国許可を取得した上で(4月2日以前に)日本を出国した方は原則入国可能です。
●その他の国籍者の方もビザ免除で日本に入国できた国籍の方の多くは,ビザ申請が必要となっていますのでご注意ください。
●新たに申請する場合,条件が以前と比べ厳しくなっています。外国人配偶者の方が日本に渡航するご予定がある方は,当館まで電話にてご相談ください。
●また日本入国後の扱いについてもご注意ください。
https://www.mofa.go.jp/mofaj/ca/fna/page4_005130.html
7 引き続き、以下の点に留意し,日頃から感染症の感染予防に努めてください。
・急激にウイルスに感染したとみられる方との接触を避けて下さい。
・頻繁な手洗い,可能であればアルコール手指消毒剤も使用してください。
・咳やくしゃみなどの症状がある場合は咳エチケットを行ってください。
○日本国厚生労働省ホームページ
https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_08998.html
https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_08906.html
(感染症情報)
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/kenkou/kekkaku-kansenshou/index.html
https://www.niid.go.jp/niid/ja/from-idsc/2482-2020-01-10-06-50-40/9303-coronavirus.html
〇外務省海外安全ホームページ
https://www.kantei.go.jp/jp/singi/novel_coronavirus/th_siryou/sidai_r020305.pdf
参考:査証の制限についてのご案内(外務省HP)
https://www.mofa.go.jp/mofaj/page1_000848.html
参考:日本からの渡航者・日本人に対する各国・地域の入国制限措置及び入国・入域後の行動制限
https://www.anzen.mofa.go.jp/covid19/pdfhistory_world.html
参考:外務省海外安全HP
参考:当館HP 新型コロナウイルス関連情報
https://www.za.emb-japan.go.jp/itprtop_ja/index.html
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